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俺「ストライクウィッチーズやな」 30-56 作者 パラレルワールド 30 :パラレルワールド[]:2010/12/01(水) 18 38 59.71 ID PgBsoM9/0 第4話「初めての空」 ――朝、俺の部屋 宮藤「俺さーん、朝ごはんですよー」 宮藤「開けますよー」ガチャ 宮藤「いつまで寝てるんですか!早く起きて下さい!」バサッ 俺「あー、おはよう…」 俺は半分寝ながら答えた。 朝に弱い俺は、元の世界に居たときも同じように起こしてもらっていた。 朝起こしてもらう…というのは誰もが望むことであろうがそれは 「朝だよ、起きて」ユサユサ こんな感じの時に限られる。 このように、朝眠い時に布団を剥がれたらむしろ嫌になるものである。 宮藤「もうみんな食堂に揃ってますよ!」 俺「わかったわかった、今行くよ」 そう言って、食堂に行くと確かに全員揃っていた。 33 :パラレルワールド[シリアスも後の方で出てくるはずなんで、もうしばらく緩いのにお付き合い下さい][]:2010/12/01(水) 18 41 50.59 ID PgBsoM9/0 ミーナ「これで揃ったわね」 ゲルト「遅いぞ俺!」 エーリカ「朝は1分でも寝ていたい気持ちはよくわかるよ~」 ゲルト「起こす方の身にもなってくれ…」 宮藤「全くです!これじゃあ、あっちに居た時と変わらないじゃないですか…」 シャーリー「なんか夫婦みたいだな」 宮藤「なっ!そ、そんなことないです!」 まったく…シャーリーはどういう意図でからかっているのだろうか? まあ宮藤が反応しすぎってのもあると思うが… エイラ「ほら、さっさと座れヨ」 坂本「よし!では、いただきます」 「「「「「いただきます」」」」」 38 :パラレルワールド[]:2010/12/01(水) 18 44 17.76 ID PgBsoM9/0 ゲルト「やはり宮藤の飯は美味しいな」 エーリカ「そうだねー」 リーネ「久しぶりですね、ほんとうに」 ルッキーニ「おかわりー!」 ゲルト「くっ…お前は毎日これを食っていた上に宮藤を扱き使っていたのか!」 俺「何かその表現誤解があるような…」 ミーナ「それはそうと、俺さん。今日から本格的に訓練を始めてもらいます」 俺「具体的にはどんなことを?」 坂本「それは私に任せろ、まずは基礎体力からだ!ビシバシ鍛えてやるぞ、はっはっは!」 嫌な予感がするなぁ… しかし、ここに身を置いた以上それは必須だろうし頑張るしかないか。 そして、朝食を終えた俺は早速訓練を言い渡された。 42 :パラレルワールド[]:2010/12/01(水) 18 47 18.45 ID PgBsoM9/0 ――――――――――――――――――――――― 坂本「筋トレからだ!いくぞ!」 まずは腕立てから。 俺だって人並みに体力はあるつもりだし、筋トレ自体はそこそここなせる。 続いて腹筋。 いつの時代も鍛え方というのは変わらないんだな…と思いつつ体を動かす。 坂本「次はランニングだ!ついてこい!」 そう言うと、少佐は自ら走り始めた。 正直筋トレが少しこたえていたが、文句は言ってられない。 なんせ同じ内容をこなした宮藤、リーネ、ペリーヌは苦しそうではあるがついていってるのだ。 俺「はぁ、はぁ…」 坂本「どうした俺!遅れてるぞ!」 そういて、遅れながらも何とかついていってその日の訓練は終了した。 かなりハードだったのに、他の面々はケロっとしている。 ウィッチってすごいな…と改めて思った。 そうして、基礎体力や飛行訓練。 模擬戦などをして俺は着々と成長していった。 そんなある日… ――――――――――――――――――――――― 44 :パラレルワールド[]:2010/12/01(水) 18 50 18.62 ID PgBsoM9/0 ウーーーーーーーウーーーーーーー ミーナ「ネウロイよ!」 坂本「バルクホルン、ハルトマン、リーネ、ペリーヌ、宮藤、俺、私が出撃。あとは待機だ!」 「「「了解!」」」 ハンガーでストライカーを履きながら俺は密かに恐怖を感じていた。 これが俺の初陣だと思うと、足が震えてきた。 本当に命を懸けて戦うのは初めてであり、死がこんなに身近に感じられると思わなかった。 ゲルト「緊張しなくていいぞ、大丈夫だ。」 さすが歴戦のウィッチ。 俺の心中もバレバレってわけだ。 だが守ってもらいっぱなし、というのも男が立たない。 俺は気合を入れるためにも全力で叫んだ。 俺「俺、出撃します!!」 ブロロロロロロロロロロロ エーリカ「俺の固有魔法って銃には使えないの?」 俺「直接触れてないと駄目みたいだ。」 ペリーヌ「それでその弓も持ってきてますのね」 45 :パラレルワールド[]:2010/12/01(水) 18 53 06.90 ID PgBsoM9/0 リーネ「重くないんですか?」 俺「そんなには。もしかしたら役に立つかもしれないしな」 ゲルト「いたぞ!少佐、コアは?」 坂本「ふむ…迷うことはない、ど真ん中だ!」 こうして俺の初めての戦いの火蓋が切って落とされた。 と言っても、俺が前衛に出て戦うわけではなく バルクホルン、エーリカが前衛組 リーネ、ペリーヌが後衛組で 俺は宮藤とともに、少佐の2番機に入りサポートとなる。 バルクホルンの一言が効いたのだろうか、恐怖はいくらか薄らいでいた。 散々やった訓練や模擬戦を思い出しながら銃を撃ち続け、 そして、何一つ危ぶむ事もなく… ドカァァァン パリィン 坂本「コアの消滅を確認。我々の勝利だ。」 リーネ「楽勝でしたね」 宮藤「俺さんはどうでした?」 俺「まあ訓練通りに出来てよかったよ」 47 :パラレルワールド[戦闘薄くてごめん][]:2010/12/01(水) 18 56 10.30 ID PgBsoM9/0 ただ、バルクホルン、エーリカ、坂本少佐辺りの動きはやはり群を抜いてすごい。 いくら初戦とはいえ、まるで自分が親についていくだけの雛鳥のような気がして悔しい。 そんな表情を悟られたのか、坂本少佐に声をかけられた。 坂本「そう気に病むな、その内強くなれるさ。はっはっは!」 この隊の奴らはみんな心でも読めるのかね、まったく。 無事に帰って来た俺達を、待機していたウィッチ達が迎えてくれた。 ルッキーニ「おかえりー!みんなー!」 俺「ふー、よいしょっと…って、あれ…?」ペタン 基地に戻り、ストライカーを脱いだ俺は違和感を感じ…その場に座り込んでしまった。 ゲルト「ふっ、軟弱者が」 エイラ「どうした俺?腰が抜けタカ?」アハハ サーニャ「笑っちゃだめよエイラ。俺さん、支えるから掴まって下さい」スッ エイラ「な、なんでダヨサーニャ…」 エーリカ「トゥルーデも厳しすぎだよ!さ、反対側支えてあげる」スッ 宮藤「う~~……」 こうして俺は、エーリカとサーニャに支えられながら部屋に戻った。 もう情けなくて涙が出そうだ。 でもみんなが優しくて助かったな… 49 :パラレルワールド[]:2010/12/01(水) 18 59 01.41 ID PgBsoM9/0 ――――――――――――――――――――――― ―――そして夕食の時間 俺はある問題を抱えていた。 さきほどから、宮藤が口を利いてくれないのである。 俺「なあ、何かしらないけど悪かったって」 宮藤「…」プイッ 俺「一体何なんだよ…」 シャーリー&エーリカ「(ははーん、なるほどね)」ニヤニヤ エーリカ「俺ー、今日はお疲れ様!」ガシッ そう言うと、いきなり右腕に抱きついてきた。 俺「まあ最後はかっこ悪かったけどな」 エーリカ「そんな俺を労って、はいあーん」 俺「えっ?い、いきなりそれは…」 エーリカ「食べてくれないの…?」ウルウル ダメだ、その上目遣いは反則だ! 俺「わかったよ…」パクッ 50 :パラレルワールド[]:2010/12/01(水) 19 00 05.85 ID PgBsoM9/0 エーリカ「おいしい?」 俺「あぁ、おいしいな」 シャーリー「じゃあ私も反対からあーん」 俺「なんでだよっ!?」 シャーリー「ハルトマンのは食べれて私のは…」シクシク 俺「食べる!食べるから!」パクッ シャーリー「うまいか?」 俺「うん」 なんだこれは…まさか人生初のモテ期到来か? 今まで取っておいてラッキーだったぜ… 何て考えていたら、ふと視線を感じた。 見ると、宮藤がすごい勢いで睨んでいる。 そしてハッと気付いた。 これが狙いだったのか! 宮藤「…」ジトー 51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/12/01(水) 19 00 44.83 ID DtPb8YGyO ヒャッハー!壁の用意だァー! 52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/12/01(水) 19 02 07.60 ID eAdrv2tB0 壁がないな………そうだ地球殴れば良いんだ! 53 :パラレルワールド[]:2010/12/01(水) 19 02 32.21 ID PgBsoM9/0 俺「そ、そろそろ自分で食べれるから大丈夫だよ」 シャーリー&エーリカ「しょうがないなぁ…」 宮藤「ホッ…」 宮藤が安堵の表情を見せた。 予想通りと言ったところか、2人がその隙を見逃すわけがなかった。 エーリカ「ホッとした?」 宮藤「ななな何を…」アセアセ シャーリー「動揺しまくってるな」 ペリーヌ「まったく浮ついてますわ」 エイラ「わかりやすいなミヤフジ…」 サーニャ「エイラも大概よ」 坂本「はっはっは、モテる男は辛いな!」 ミーナ「(恋の予感!)」 54 :パラレルワールド[]:2010/12/01(水) 19 04 11.39 ID PgBsoM9/0 ――――――――――――――――――――――― そして、慌しい夕食を終えると一旦部屋に戻る。 風呂の時間だからだ。 一応言っておくと、俺だって興味がないわけではない。 だがしかし、まだまだ命は惜しいからな… 部屋でじっとしていると声が掛かった。 どうやら風呂が空いたようだ。 俺「ふー、やっぱり豪華だよなこれ」ザパーン 家とは桁違いの大きさの露天風呂にゆっくり浸かる。 空には綺麗な月が浮かんでいた。 俺「月は変わらないな…」 俺「元の世界どうなってるかな…」 ここに来て俺は、少し元の世界が恋しくなっていた。 所謂ホームシックというやつだろうか。 別に未練があるわけではない。 変化のない日常に、少ない交友関係。惰性で行く大学。 どれも取るに足らないものばかりだ。 なら、何故こんなにも俺はあの世界を想うのだろうか。 56 :パラレルワールド[]:2010/12/01(水) 19 06 09.55 ID PgBsoM9/0 失ってみて初めてわかる。 本当に大切なものはすぐ傍に。 この言葉を笑い飛ばしてた頃が懐かしいな。 本当に失わないとわからないとは… 俺はのんびり風呂に入りながら、ある決意をした。 ちなみに風呂で鉢合わせ、なんてラッキースケベは無かった。 ちょっぴり期待したんだけどな… 次回予告 初陣をなんとかこなしたが、ホームシックに陥ってしまう。 そんな中ある決意をする俺。 それは一体何なのか… 第5話「お暇をいただきます」
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D.H.N俺 第4話「謹慎処分明け」 前半部 ―滑走路先 ここに来て日にちもそれほど経たないうちから問題を起こし、謹慎処分をくらってしまった。 ようやく謹慎が解けたので、早速滑走路の先でタバコを吸うとその解放感にずいぶんと美味しく感じた。 最後まで吸い、吸殻を指先でひねり潰す。 そういえばあのいつもの三人っ子はエイリアンババアのところに修行に行ってるんだったな、妙に静かだと思った。 俺「ふー……ここじゃ満足にタバコも吸えそうにないから大変だ」 ひとりごとを呟きつつハンガーへと戻ろうとすると、バルクホルンが俺の前にきて立ちふさがった。 少し複雑な顔をしているバルクホルンを一瞥して、俺は地面にぐねぐねになったたばこをこすりつける。 バルクホルン「久しぶりだな」 俺「三日ぶりだけどな。まぁそんな顔するなって」 バルクホルン「はぁ……少しは気にしろ。リベリアンはそういうところがだめだ」 俺「すまないな、リベリアン全員がこうやって気楽ってわけじゃないが、俺は性分でな」 バルクホルン「少しはなおしたほうがいい」 俺「善処するさ。それで、どうしたんだ?俺に何か用事があってきたんじゃないのか?」 バルクホルン「ああ、伝えようと思ったことがあってな。俺のストライカーユニットがハンガーに届いている」 俺「よし……これで俺もやっと訓練できるってわけか」 バルクホルン「ふむ……じゃあ肩慣らしついでに模擬戦でもどうだ?」 俺「おいおい、現役のエースウィッチとやり合えって無理があるぞ、もう一週間はまともに飛んでいないから勘弁してくれ」 バルクホルン「ふふっ、ならまた今度だな。楽しみにしているぞ」 俺「ずいぶんと好戦的なウィッチだぜ。また、今度な」 バルクホルン「さて、ハンガーに戻るぞ。あとミーナに謝っておけ」 俺「ヴィルケ中佐に?」 バルクホルン「俺が来て早々にシャーリーのせいもあるとはいえ、問題を起こしたんでな。頭を痛めていた」 俺「ああ……そりゃ悪いな。ちゃんと謝っておこう」 なんだかんだでバルクホルンは怒っていないらしい。 ……おそらく誰かがバルクホルンを宥めたのだろう、そうでないと説明がつかない。 あと何かわびの品でももってヴィルケのところにいくか。 ―ハンガー それはさておき、ハンガーに脚を運びストライカーを確認し、整備兵へと話しかける。 油まみれの手に、黒ずんだ衣服、魂のスパナ。 こういうのにまみれて生活するのもいいな、と密かに思っているのだが、他のウィッチにはなかなか理解されない。 俺「ふむ、確かに合ってるな。整備兵、これの整備を頼めるか?」 整備兵「いえ、普通のP-51なら可能ですがこれはちょっと……」 俺「やっぱりか、まぁ仕方ないな」 整備兵「一応通常のことはできるのですが、特殊なモノがはいってますから」 俺「ちょっとこればっかりは外せなくてな。俺が使うにはこれが必要なわけだ」 整備兵「見たことないのでわかりませんが。でもそんなものを付けてどうするんですか?」 俺「それは秘密だ。だが、俺にとってはなくてはならない物だしな」 整備兵「これの構造とか整備方法とか理解すれば整備も可能なんですが……どうしますか?」 俺「一応機密事項だしな……。しょうがないこのストライカーの整備は俺自身がやるよ」 整備兵「わかりました。では、もし何かあればお申し付けください」 俺「おう、ありがとな」 整備兵「それと、よければ……」スッ 俺「(またか……)」 立ち去ろうとする俺が振り返ると同時に目の前に差し出される紙。 つい最近もこういうことがあったなと思い出し、若干うんざりしつつ、その紙へとさらさらとサインした。 これで一体何度目だ。 昔はこういうことがなくて意外と楽だったのに、と内心文句をたれつつ、執務室へと体を向けた。 ―執務室 慣れていない基地のため少々迷ったが執務室の前へとなんとか辿りつけ、失礼のないよう一応ノックする。 あと飛行許可ももらわないと。 俺「失礼。ヴィルケ中佐、今大丈夫か?」 ミーナ「ええ、大丈夫よ、どうしたのかしら?」 俺「ああ、この前のことを謝りたいと思ってな。来て早々あのような問題を起こしてすまない。俺は許さなくてもいいからシャーリーは許してやってくれ」 ミーナ「まぁ……あれはシャーリーさんも色々悪気があったぽいしどっちが悪いとは言えないけれど。でも今後ないようにね」 俺「肝に命じておく」 ミーナ「ここでは整備班や設営班などの人たちとは極力接触は避けるようにいってるのよ。だから男性との接触も少ないの、控えてくれるとありがたいわ」 俺「ふむ、まぁ部隊での方針に首を突っ込む気はないさ」 ミーナ「ありがとう、俺さん」 俺「それより、結構な書類の量だな」 ミーナ「ここは再結成されたばかりだからどうも、ね……」 俺「ガランドも再結成させるとは粋なことをやるな」 ミーナ「ガランド将軍とはお知り合いなの?」 俺「ああ、昔からの戦友だ。今でも仲がいいといえばいい」 ミーナ「尻に敷かれている、なんてことはないのかしら?」 俺「ははっ、冗談言うなよ。あいつにそんな気はないし、俺もないさ。それに……」 ミーナ「?」 俺「それに俺はこんな体だからな、普通の人間とは世界が違うわけだ。そういうのはもうできないんでな」 ミーナ「あ……ご、ごめんなさい」 俺「いや、全然気にしなくていい。俺はこの運命とやらを受け入れてるし、文句を垂れる気もない」 ミーナ「……でも少しくらいは色々としてみたいと思わないの?」 俺「さぁ、どうだろうな。まぁまだ少し未練はあるかもしれない、といったところか」 ロマーニャの暖かな日差しが差し込む執務室で、ヴィルケの表情は少し堅かった。 未だに、俺がネウロイになったことの理由がわからないのだろう。 だが、理解できるわけがない。 「理解する」というより、それを「感じる」ということがほとんどない、のほうが言い方的には合ってるか。 俺「そういえば、ここはたばこすっていいのか?さっき滑走路で吸ってしまったんだが」 ミーナ「え、あ、うーん……他の子達はやっぱり苦手みたいだし……場所を考えてくれるならいいわ」 俺「了解。そういやバルクホルンはさっき近づいてきたのに何も言わなかったな」 ミーナ「トゥルーデは俺さんのこと結構気に入ってるんじゃないかしら?」 俺「そうか?ああいうカールスラント軍人は最初はつっかかってくるものだと思ってたからな」 ミーナ「俺さんが悪い人ならそうだったでしょうけど、トゥルーデは分別がつくわよ」 俺「"以前の俺"の逸話に救われたってわけか。複雑だな」ハハッ ミーナ「まぁそういうことでしょうね」 俺「そりゃ、ありがたいな」 ミーナ「そういえば他に用事があってきたんじゃないのかしら?」 俺「ああ、そうだそうだ。ストライカーの整備が済み次第飛行訓練をしたい。許可をくれ」 ミーナ「ええ、いいわよ。でも無理はしないように」 俺「ラジャー。まぁ楽しくやってくるさ。それじゃあまた夕飯の時に」 ミーナ「ええ、がんばってらっしゃい」 俺「じゃあな」 ―飛行訓練 ストライカーの整備が終わったので、先程の整備兵に話をつけて色々と準備をしてもらった。 まぁ空に上がるときにもっていったのは、ペイント弾が詰め込まれたBARとボール三個だけ。 俺『これから飛行訓練を行う。地上付近での風力はジェントル・ブリーズ、おそらく7ノット。風向きは海から陸。天候は快晴。ストライカーの感度は良好』 滑走路から準々に速度を上げ風を切り空へと飛ぶ。 柔らかな海風が頬を撫で、麗らかな日差しが体に力を与えてくれる感覚がした。 俺『で、なぜテラスにいる?』 飛行中、ふと基地の方を振り返るとテラスに見慣れた三人がいた。 シャーリー、バルクホルン、エーリカの三人だ。 暇なんだろうか。 シャーリー『ちょいと見学ってやつさ。どうだ、ここの風は気持ちいいだろ?』 俺『ああ、東部方面のあたりの風も悪くはなかったが、ここはいいな』 エーリカ『あれ、東部の方もいってたの?』 俺『任務で各地を飛び回っていたからな。少しのあいだだが503JFWにいたわけだ』 バルクホルン『タイフーンウィッチーズといえば、有名なウィッチは……』 俺『カールスラント軍なら……ヴァルトラウト・ノヴォトニー、フーベルタ・フォン・ボニン、アレクサンドラ・シェルバネスク、オティーリエ・キッテル、だな』 エーリカ『うわっ、私が訓練学校出たときの飛行指令がいるじゃん』 バルクホルン『何を驚いてるんだ……』 エーリカ『いや~、知らなかってさ~。連絡とかしてくれなかったし』 シャーリー『手紙くらいは届いてるんじゃないのか?』 エーリカ『そんなわけ~……いや、あるかも』 俺『おいおい、失礼な奴だな』 エーリカ『にゃはは~』 バルクホルン『何を笑っとるんだっ!今度探して、あったら返事でも書いておけ!』 エーリカ『わ、わかったよ~』 その間、基地の周りを旋回したり、高度を上げたり下げたり、ロールしたり、投擲したボールをペイント弾で撃ちぬいたりと色々なことをした。 一週間ほどストライカーを履いたことはなかったが、感覚は正常で、コアとストライカーとの同調率も悪くはないので楽に飛ぶことができた。 俺『ふむ、これなら今日からでも戦線に加われそうだ』 シャーリー『ちょっと勘だけど、それって改造してあるのか?』 俺『よくわかったな……。一応特殊なものを組込んでる。ネウロイ化に対応できるストライカーだ』 シャーリー『へ~……って!どんな構造だ……』 俺『俺にもあまりわからないが、俺を作った研究者と同一者が作ったものだ』 バルクホルン『ふむ、化物じみてるな、そいつの頭は』 俺『周りからクレイジーサイエンティストって言われてな、そういや』 エーリカ『これじゃあカールスラントの技術も負けそうだね~』 バルクホルン『なっ!そんなわけないぞ!!カールスラントの科学力は世界一、と誰かが言っていたからな!まだ負けていない!』 俺『……リベリオンの負けでもいいぞ』 バルクホルンの自画自賛ならぬ自国自賛に呆れながら、シールドを展開し右往左往・前方後方へと移動させたり、大きさを変えたりなどをしてみる。 飛行中におけるシールドは意外と集中力を持っていかれる。 だからこうやって訓練しておかないと、いざという時に後ろにネウロイがいた、なんてことになりかねない。 俺『よし、ストライカーも好調だ。飛行訓練を終了する』 バルクホルン『了解した。降下してこい』 俺『ああ。そういえば今日の晩飯って―――』 ウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ! シャーリー『警報!?』 バルクホルン『チッ、ネウロイか!全員ハンガーに集合しろ!』 エーリカ『了解!』 俺『了解。俺も武器を換装して一度点検してからすぐに空へあがる』 一度降下しハンガーへ。 整備兵を炊きつけ一度点検してもらっている間に自分は武器をBARへと換装。 そんな時にヴィルケと坂本とルッキーニ、同時にユーティライネン、バルクホルン、ハルトマン、シャーリーがやってきた。 ミーナ「今陸と海の境をすれすれで飛んでいて、アンナ・フェラーラ氏の島の上空を通過する進路をとっているわ。そっちの敵は大型ネウロイ一機よ」 坂本「だがもう1機ネウロイが出現した。この基地へとまっすぐに向かってきている。我々はそれを撃墜しにいくぞ」 俺「ちょっとまて!宮藤たちのところに大型がいってるんだろう、あの三人だけで大丈夫なのか!?」 坂本「我々が今からストライカーで飛ばしていってもネウロイが島上空を通過するまでには間に合わない」 俺「くっ!探知が遅れたのか……」 ミーナ「俺さん、心配でしょうけど、あの子たちは大丈夫よ」 俺「何が?つい最近まで戦線を離れていたんだろう!?」 ミーナ「あの子たちは仮にもストライクウィッチーズの一員よ、それに生半可な鍛え方はもとよりされていないわ。心配しなくても大丈夫よ」 坂本「あの三人は強い、大丈夫だ俺。それより心配しないといけないのは私たちのほうだ」 エイラ「んぇ?どういうことなんだ、少佐」 坂本「現在こちらへ向かってきている大型ネウロイは高速型らしい。しかし高速型についていけるのは……」 シャーリー「私ぐらい、か」 坂本「そうだ。シャーリー、この先で撃墜できるか?」 シャーリー「ちょっと私だけじゃ難しいって、少佐」 ミーナ「高速型の足を絡めとるだけでもいいわ。進路を妨害してから一気にたたみかけるつもりよ」 俺「じゃあ、俺が行こう。ネウロイ化すれば高速型に引けはとらない」 エーリカ「じゃあ俺もつれていけば大丈夫じゃない?」 俺「だがもしものときのために何人かを空中待機させておいてくれ」 坂本「わかっている。では、シャーリー、俺の両名は今すぐ準備し発進しろ」 俺「了解!」グッ シャーリー「了解!」 坂本「よし、あとは……宮藤、ペリ―――…。ああ、まだ修行中だったな……」 ミーナ「あらあら、寂しいのかしら?」 坂本「な、なんてことはない!全機、二人のあとに順次空へあがるぞ」 バルクホルン「了解した」 エーリカ「了解~♪」ニヤニヤ 坂本「……なんだ、ハルトマン」 エーリカ「別に~♪」 他の皆が色々と話しているうちに俺たちは準備を済ませる。 俺は黒いジャケットを着用し発進ユニットの上から高くジャンプ。 淡い光と共に基地の中を埋める魔方陣を発動させ、ストライカーに魔法力を注ぎ込む。 シャーリーの方に目を傾けると、こちらを見て歯を軽くちらつかせ笑い、合図をうったえる。 シャーリー「イェーガー機、出る!」 俺「同じく、俺、出る」 ハンガー内の空気をかき乱し、一気に加速。 憎っくき敵を撃つために空へと高く高くあがった。 第4話前半終わり
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俺「ストライクウィッチーズ……なのかもしれない」 376-400 作者 前1 376 :前1[sage]:2010/11/24(水) 09 30 47.97 ID HjGC17aB0 ネウ俺「うっ」グッ ガチャ ネウ俺「!」 ガチャガチャ ネウ俺「くっ」ジタバタ サンダー「目が覚めたか」 ネウ俺「!?」 ムキムキ「みんなを呼んできてくれ」 サンダー「ああ」 _____________ ______ ___ 378 :前1[sage]:2010/11/24(水) 09 45 32.18 ID HjGC17aB0 ネウ俺「・・・・・」 コナー「お前は何者だ?」 ネウ俺「・・・・・」 コナー「・・・・・」 コナー「もう一度聞く」 コナー「お前は何者だ」 ネウ俺「・・・・・・」 バキッ ネウ俺「ぐっ」 兄「さっさと答えろよ。いつでもお前を殺せるんだぜ?」 ネウ俺「ならば殺せ」 兄「あ?」 ネウ俺「聞こえなかったのか?」 ネウ俺「殺せと言っている」 379 :前1[sage]:2010/11/24(水) 09 54 47.40 ID HjGC17aB0 ガタッ 兄「ああ!殺してやる」 兄「その頭を粉々にしてやるよッ!」 サンダー「おい、やめろ」 ガシッ 兄「チッ」 サンダー「お前はネウロイか?」 ネウ俺「違う」 ネウ俺「だが人間でもない」 サンダー「それはどういうことだ?」 ネウ俺「・・・・・」 382 :前1[sage]:2010/11/24(水) 10 15 07.28 ID HjGC17aB0 ネウ俺「俺は・・・」 ネウ俺「人類を守るためネウロイと契約した」 ネウ俺「ネウロイがいなくなれば人類どうしが戦争をはじめる・・・」 ネウ俺「だからこの戦争を終わらせるわけにはいかないと思った・・・」 ネウ俺「だが・・・」 ネウ俺「気がつけば世界はこの有様だ・・・」 ナイト「なぜ世界を守りたいお前がネウロイを引き連れてここに来たんだ?」 ネウ俺「あいつを倒すためだ」 ネウ俺「あいつを倒すため今はあいつの命令に従っている」 コナー「あいつ?」 384 :前1[sage]:2010/11/24(水) 10 25 11.78 ID HjGC17aB0 ネウ俺「この世界をこんなにしたやつだ」 全員「!」 コナー「詳しく聞かせてくれ」 ネウ俺「今この世界にいるネウロイは全てあいつが生み出した」 ネウ俺「俺の力も十数年前にあいつからもらったんだ」 ネウ俺「そして・・・」 ネウ俺「あいつを倒せばネウロイはこの世界から全て消える」 コナー「なに!」 コナー「そいつは今どこにいるんだッ!!」 385 :前1[sage]:2010/11/24(水) 10 34 13.16 ID HjGC17aB0 ネウ俺「とある場所の地下だ。そこに置いてある」 コナー「置いてある?」 サンダー「どういうことだ?」 ネウ俺「あいつとは・・・」 ネウ俺「大きな黒いコアのことだ」 コナー「場所を教えてくれ」 ネウ俺「なぜだ?」 コナー「我々がそのコアを破壊しに行く」 ネウ俺「無理だな」 387 :前1[sage]:2010/11/24(水) 10 42 22.26 ID HjGC17aB0 ネウ俺「あいつの部屋の入り口はネウロイしか開けられない」 ネウ俺「その前に生きて辿り着けるかどうかすらわからない」 ネウ俺「ネウロイの本部だ。もちろん警備も厳重だ」 ナイト「ならお前を連れて行けばいい」 ネウ俺「え?」 ナイト「お前ならその部屋の入り口を開けられるだろう」 ナイト「それにお前の強さは知っている」 サンダー「そうだな」 388 :前1[sage]:2010/11/24(水) 10 51 42.96 ID HjGC17aB0 ネウ俺「お、おい!俺はお前達と」 ムキムキ「ははは!決まりだな」 兄「そのコアを破壊してからお前を殺してやる」 コナー「よし!作戦は一週間後だ。皆に伝えなければな」 コナー「デコイ、皆を広間に集めてくれ」 デコイ「はい」 コナー「お前も休みなさい」 ネウ俺「ああ・・・」 ___________ ______ 392 :前1[sage]:2010/11/24(水) 11 02 25.17 ID HjGC17aB0 ―広間― ざわ・・・ざわ・・・ コナー「――作戦決行は一週間後だ。」 コナー「これが最後の戦いになるだろう。諸君しっかり休んでくれ」 コナー「以上だ。」 ざわ・・・ざわ・・・ リフ「マジかよ・・・」 喉「マジだよ・・・」 トビウオ(おっさん、もうすぐ終わるぜ・・・) ナックル「なんか緊張してきた・・・」 __________ _____ __ 394 :前1[sage]:2010/11/24(水) 11 10 38.76 ID HjGC17aB0 -病室- トビウオ「だってよ」 アイス「そうか」 ナックル「それまでに治りそうか?」 アイス「なんとかな。治癒魔法のおかげだ」 _________ ____ リフ「マジかよ」 ナイト「マジだ」 喉「はやく終わらせて元の世界に帰ろうぜ」 サンダー「ああ」 __________ ______ 396 :前1[sage]:2010/11/24(水) 11 22 17.14 ID HjGC17aB0 -三日後・コナー部屋- ナイト「どうしたんだ?俺たちを集めて」 コナー「最終決戦の突入部隊を選ばせてもらった」 コナー「君たちに任せたい」 ミーナ「この基地最強のメンバーよ」 ミーナ「読み上げるわね。呼ばれたら返事するのよ?」 ミーナ「ナイトくん」 ナイト「はいよ」 ミーナ「リフくん」 リフ「はーい」 ミーナ「喉くん」 喉「へーい」 ミーナ「サンダーヘッドくん」 サンダー「はい」 398 :前1[sage]:2010/11/24(水) 11 29 34.68 ID HjGC17aB0 ミーナ「トビウオくん」 トビウオ「はい」 ミーナ「アイスくん」 アイス「はい」 ミーナ「ナックルくん」 ナックル「はいはーい」 ミーナ「兄くん」 兄「チッ」 ミーナ「槍くん」 槍「はいッ!」 ミーナ「ムキムキくん」 ムキムキ「はい」 ミーナ「デコイくん」 デコイ「はい」 ミーナ「ヘイへくん」 399 :前1[sage]:2010/11/24(水) 11 37 55.54 ID HjGC17aB0 ヘイへ「はい」 ミーナ「次は・・・ネウ俺くん」 アイス「!」 リフ「なんでこいつが!」 ナイト「この作戦にこいつが必要なんだ」 ネウ俺「安心しろ。作戦が終わればさよならだ」 ミーナ「へ・ん・じ・は?」 ネウ俺「あ!はい!」 ミーナ「あとはこのメンバーにロボ子を加えた13人と1体が突入部隊のメンバーよ」 400 :前1[sage]:2010/11/24(水) 11 44 23.81 ID HjGC17aB0 ガチャ コナー「ん?」 異世界「俺も加えてくれ」 ナイト「おまえは」 異世界「かならず役にたつ!だから頼む」 コナー「・・・・」 コナー「いいだろう」 異世界「すまない」 ミーナ「ではこの14人と1体が突入メンバーです」 コナー「基地の皆と私の部下達が総力をあげて君たちをサポートする」 コナー「みんな、頼んだぞ」 14人「了解」 _________ _____ __ 俺団Ⅲ 22へ続く
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ゲルト「水だ!水を持ってこい!」 俺「そうか!」 俺「水よ!」 ジャバ シュゥゥゥ 俺「消えた!俺のお手柄だね!」 ゲルト「貴様!」 ゲルト「私達のズボンをこんなにしおって!」 ゲルト「何が手柄だ!元はと言えばお前が火をつけたんだろう!」 俺「ひぃ!」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーー ミーナ「あなた何でもできるんじゃなかったの?」 ミーナ「失敗しかしていないじゃない」 俺「ごめんなさい…」 ミーナ「私のズボンこんなにしてくれちゃってまったく…」 ミーナ「もうここにはもう置いて置けないわ」 俺「そんなぁ」 ウーーー 俺「うわ、びっくりした!なんだ?」 坂本「ミーナネウロイだ!」 ミーナ「ええ!今行くわ!」 俺「汚名挽回のチャンス来た!」 ミーナ「これ以上汚名を増やしてもらうのは困るんだけど…」 俺「早く行こう!」 ミーナ「あ!ちょっと!」 ミーナ「……」 ミーナ「不安だわ…」 949 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/26(火) 12 22 37.61 ID R2qcJnk3O たしかに汚名は返上するものだなw 950 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/26(火) 12 25 06.54 ID BulBQC5gO 坂本「お前も出るのか」 俺「汚名を挽回しに行くんだ!」 坂本「そ、そうか…ほどほどにな…」 ミーナ「ストライクウィッチーズ発進!」 『了解!』 俺「おお!格好いい!」 俺「じゃあ俺も!」 俺「風よ!」 ブワッ エイラ「ナンでストライカー無しで浮けるんダ?」 俺「俺、いきまーす!」 ヒューン ゲルト「あれか!」 坂本「コアはあの」 俺「俺頑張っちゃうよー!」 ヒューン 坂本「おいまて!勝手な行動は」 俺「土の精霊よ!俺に力を!」 身体能力UP!↑ティウン♪ 俺「チェストー!」 ドガーン ペリーヌ「素手でネウロイの装甲を砕きましたわ!」 坂本「信じられん…」 俺「風と水の合体魔法!」 俺「ストーム!」 ギュルルルルル ペリーヌ「今度は海から竜巻が!」 エイラ「ネウロイを飲みこんだゾ!」 パリィン 俺「倒したよー!」 ヒューン 俺「どうどう?俺凄い?」 俺「汚名挽回できた?」 坂本「ああ、できたぞ」 坂本「単独行動、命令無視」 坂本「ネウロイも倒したのにな」 坂本「汚名挽回のついでに名誉返上も出来てよかったな」 ミーナ「帰ったら私の部屋に来なさい。ご褒美をあげるわ」 俺「おお!やったー!」 ―ミーナの部屋― 俺「ご褒美は!?」 俺「食べ物か!」 俺「まさかキス!?」 俺「お、俺心の準備が///」 ミーナ「いいえ。もっと良いものよ」 俺「もっといいもの!?///」 ミーナ「そうよ。欲しいでしょぉ?」 俺「は、はは、はい!///」 ミーナ「あら、そんなに欲しがってくれるなんてよかったわ」 ドサッ 俺「なに?この紙の山」 ミーナ「ご褒美よ?」 ミーナ「これ全部に反省文を書いてもらいます」 俺「え、やだ」 俺「キスがいい」 俺「俺頑張ったじゃん」 ミーナ「あなた何をしたかまだわかってないの!」 ミーナ「あなたは何もいいことしてないの!」 俺「ネウロイ倒した」 ミーナ「ええそうね。でも命令違反をしたでしょう?」 ミーナ「プラマイゼロよ」 ミーナ「その残念な頭でも意味分かるかしら?」 ミーナ「本当なら追い出すところだけどあなたの強さに免じて反省文だけにしてあげたのよ?」 俺「えー無理無理、こんなに書けない」 俺「それに何を書いたらいいんだ?」 俺「それに俺軍人じゃないよ」 ミーナ「書くの?書かないの?」 ミーナ「書かないのならここに置いとけないわね」 俺「究極の2択じゃねーか」 俺「う~ん…」 俺「そうだ!取り引きをしよう!」 俺「俺若返りの魔法薬が作れるだ!」 ミーナ(若返り!?) 俺「それ上げるから反省文書かなくていい?」 ミーナ「規律が…いや若返り…規律…若返り…」 俺「綺麗になる薬もおまけするからさ!」 ミーナ「のったわ!」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーー 坂本「厳重注意だけですむなんてな」 ゲルト「しかしあの強さだ…」 ゲルト「戦力になると考えたんだろう」 エーリカ「で、俺はどこにいるの?」 坂本「部屋に閉じ籠ったきりでてこない」 ゲルト「それなりに反省しているのだろう」 エーリカ「ちょっと見に行って見ようよ」 ―俺の部屋― 俺「結構得意なんだよね薬の調合」 ぐつぐつ ぐつぐつ 俺「ついでに惚れ薬も作ってみよっと」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーー エーリカ「俺ー入るよー」 ガチャ 俺「今はだめー!」 ググッ エーリカ「いいじゃんいれてよー」 ギリギリ ゲルト「変われハルトマン」 ドン 俺「うわっ」 ドンガラガッシャーン エーリカ「ちょっと大丈夫?!」 俺「いてて」 ゲルト「すまん…」 俺「ああー!薬がー!」 俺「みんな息止めてー」 俺「吸っちゃだめー!」 エーリカ「…なんだか身体があつく///」ハァハァ ゲルト「ボーッとして変な気持ちに…///」 俺「なんかやばい!全部混ざって変なことに!」 エーリカ「…ねえ俺…はぁはぁ///」 ゲルト「はぁ…はぁ///」 俺(どうしよう!) 俺「とりあえず逃げるか」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーー エイラ「サーニャ///いいダロ///」 サーニャ「今日だけよエイラ///はぁ…はぁ…///」 俺「ここもだめか!次!」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーー 芳佳「うへへ…リーネちゃん///」 リーネ「あっ///芳佳ちゃん///」 俺「ここもか!」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーー ペリーヌ「少佐ぁ///」 坂本「ペリーヌ///」 俺「うわぁ…」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーー ルッキ「シャーリー柔らか~い///」 シャーリー「あっ///」 俺「oh...」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーー 俺「やっべえよ、なんか大変なことになっちゃったよ…」 俺「また怒られるよどうしよう…」 俺「なんの薬かさえわからないからなぁ」 俺「解毒薬作れないんだよなぁ…」 俺「はぁ~」 ミーナ「あら、こんな所にいたの」 俺「やばっ!見つかった!」 ミーナ「私の部屋に来なさい」 俺「は、はい…」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーー ―ミーナの部屋― ミーナ「ねぇ…身体がウズウズするの…」 ミーナ「はぁ…はぁ…///」 ミーナ「ねぇ…いいでさしょ…///はぁはぁ///」 俺「ちょ!鬼ババア!抱きつくな!」 俺「ちょっとー!」 987 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/26(火) 15 50 13.65 ID rY7SiJ1e0 ほうほう 988 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/26(火) 15 52 11.98 ID BulBQC5gO ミーナ「そんなに怯えなくてもいいのよ~///」ハァハァ ミーナ「ほらぁ~すぐよくなるから」 ミーナ「ね?どぉお?」 俺「」 ミーナ「うふふ…可愛いわね」 ミーナ「もっと可愛いがってあ・げ・る」 俺「」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーー 989 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/26(火) 15 53 23.54 ID L4AUUCYdO ほほう 990 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/26(火) 15 59 59.62 ID BulBQC5gO 師匠「まったくけしからんな」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーー 俺「んん…っ?」 ゲルト「目が覚めたのか」 俺「あれ?みんないる」 俺「どおしたの?」 ミーナ「なんてことをしてくれたの」 俺「ええっ!?」 ミーナ「あなたにはここをでていってもらいます!」 俺「」 坂本「短い付き合いだったな」 俺「そんなぁ…」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーー 魔法使いの弟子3へ続く
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第2話 『心を盗むと言う事』 501基地 ブリーフィングルーム ミーナ『私達、ストライクウィッチーズは再結成されたわけですが、ガリア自由軍から、ガリア解放の礼として、新戦力が派遣されました』 エーリカ『おー、これでまた楽になるね』 ゲルト『ハルトマン!貴様はカールスランド軍人としての誇りが(ry』 芳佳『どんな人かな?』 ワクワク シャーリー(ミーナが浮かない顔してるな、また問題児か~?) ミーナ『それでは俺さん、どうぞ』 俺『はーい』 コツ コツ コツ 1 リーネ『え―――――!!』 ペリーヌ『な、な、な、』 現れた俺の姿を見て驚愕する二人 ペリーヌ『なぜこのコソ泥が!!!』 俺『コソ泥じゃない!怪盗だ!!そこんとこ間違えるな!!』 ゲルト『こいつはこの間捕まった』 ミーナ『その通り、パリの義賊、怪盗紳士です』 芳佳『怪盗紳士ってなんですか!?』 坂本『ねずみ小僧みたいなものだ、宮藤』 俺(どいつも一癖も二癖もありそうな顔してんなー)キョロ キョロ 俺(一番、単純そうなのは・・・あいつかな?) 彼が先には視線を止めた先には、撃墜数200を超えるエースがいた ミーナ『彼はストライカーユニットを利用して犯行を繰り返しました』 シャーリー『つまり魔力があると』 ペリーヌ『たしかに、あの機動は只物ではありませんでしたわ』 ルッキーニ『え!?ペリーヌ知り合いなの??』 ペリーヌ『ま、まぁ少しだけ』 俺『つれねぇなぁ~、夜にデートして抱きしめ合った仲じゃないか?』 ペリーヌ『な、何をおっしゃいますの!!』//// シャーリー『なんだ、ペリーヌやるじゃないか』 ルッキーニ『ペリーヌおっとな~』 ペリーヌ『だから違うと!!』 坂本『ペリーヌ、そういった物に興味があるのはわかるが、あまりハメを外すなよ』 ペリーヌ『しょ、少佐――――――!!』 ゲルト『ええい!!そんな事はどうでもいい!!』 ゲルト『問題はこいつが私達と共に闘う資格があるかどうかだ!!』 俺『確かめてみるかい?』 ゲルト『貴様!』 ガタッ ゲルト『犯罪者風情が・・』ピコン 使い魔の耳と尻尾を出現させ、バルクホルンが俺に迫る ゲルト『!?』 スカ 俺『♪』 ヒョイ バルクホルンが振るった拳を口笛を吹きながらかわす 芳佳『まるでエイラさんみたい』 俺『この未来予知ってのすっげ~便利だな』 ゲルト『未来予知が使えるのか!?』 パン パン ミーナが手を叩く ミーナ『そこまでよ、トゥルーデも落ち着きなさい』 ミーナ『俺さんの固有魔法は未来予知ではありません、その正体は・・・』 俺『泥棒さ』 クルクル エーリカ『泥棒?』 俺『そう、他人が自分の所有物と認識している物を奪う能力』 ペリーヌ『だからあの時・・・』 俺『ま、いろいろ制限はあるけどね』 クルクル そこで、俺が指先で回転させていた白い物体に全員が気づく シャーリー『おい、バルクホルン!お前、ズボン!!』 ゲルト『ん?』 シャーリーに促され、下を確認するバルクホルン ゲルト『な!!!』//// エーリカ『おぉ~スースーしそ~』 そう、俺が盗んでいた物はバルクホルンのズボンだった ペリーヌ『なんと破廉恥な!!』 俺『あ、大尉、下の毛はちゃんと整えた方がいいですよ~』 クルクル ゲルト『貴様・・・』 プルプル 俺(あ、やばそう・・・) チラッ 止めてもらえるように、ミーナに視線を送る ミーナ『ニコッ』 俺が諦めて、視線を前に戻した瞬間、バルクホルンの剛腕が顔に突き刺さった ゲルト『こいつは懲役150年の犯罪者だろう?本当に大丈夫なのか、ミーナ?』 ミーナ『それについては、もし彼が脱走などの怪しい行動を取った場合、首に巻いている首輪が保険となっています』 全員の視線が若干顔の形が変形している俺の首に注がれる ミーナ『それは高性能な爆弾です、脱走や違法行為を行った場合、私の判断で起爆します』 ペリーヌ『そんな!非人道的な!!』 俺『構わないさ』 一同『・・・・』 俺『こうでもしないと、戦わせてもらえないからな』 さっきまでとはうって変わり、悲壮な面持ちをする俺 その悲壮感に当てられたのか、言葉を失う501の面々 ゲルト『なぜだ?・・・なぜそこまでして戦う?お前は軍人ではないのだろう?』 俺『国の妹を守るためさ、あいつの笑顔のために、俺は・・・』 ゲルト『ッ!!・・・すまなかった・・・疑って・・・すまなかった』 俺『いいんです、これで信じてもらえたんですから!』 俺『みなさん、一緒にがんばりましょう!!』 ゲルト『あぁ!世界の平和のために、私達の妹が幸せに暮らせる未来のために!!』 ワイワイ ガヤガヤ ミーナ(おかしいわね、報告書には天涯孤独の身とあったはずだけど?) ミーナが、みんなに囲まれ、質問攻めにあっている俺に目をやると、舌を出し、こちらにウィンクする俺と目があった 俺(人の心を盗むには、時には嘘も・・・ね) 坂本『想像以上の曲者かもな・・・』 ミーナ『はぁ・・・』(また悩みの種が・・・) 夜 俺自室 俺『まさか、ちゃんとした部屋が与えられるとは、驚いた』 俺『ここの奴ら、もしかしてスッゲーいい奴ばっかなのかな?』 俺『だったら嘘ついて悪い事したな・・・』 俺(なんで柄にも無く罪悪感を感じてんだ?俺は?) コンコン 俺『こんな時間に誰だ?』 ペリーヌ『私です、少しお話しませんか?』 ガーデン 俺『またデートのお誘い頂けるとは、思ってなかったよ』 ペリーヌ『だから前回もデートでは無いと』//// 俺『ははは!そうムキになるなよ、からかっただけだから』(こいつおもしれー) ペリーヌ『要件は・・・その・・・お礼、ですわ』 俺『なんの?』 ペリーヌ『いえ、その、私のこと・・・気遣っていただいたこと・・ですわ』 目を伏せ、顔を赤くしながら弱々しく声を発する姿は、救国の英雄では無く、年相応の少女そのものだった 俺『い、いや別に・・・ほら、結局余計なお世話だったわけだし、さ』 ペリーヌ『それでも!私は・・・嬉しかった』 嘘の無い瞳で、そう告げる彼女を、俺は美しいと、そう感じた 俺『もし、あんたが・・・その小さな体に、全て背負うのが辛くなったらいつでもいいな』 俺『あんたを苦しめる物、俺が全部盗んでやるから』 ペリーヌ『なぜ、そこまでしてくれるんですの?』 俺『俺が義賊だからさ、それに・・・辛くて、今にも倒れそうな人を助けるのに、理由なんていらないだろう?』 ペリーヌ(この人はやっぱり・・・) 俺『ま、信じてもらえないか!あーはっはっはっは!!』 ペリーヌ『私は、あなたを信じます』 そう言って俺に手を差し出すペリーヌ ペリーヌ『共に、頑張りましょう、世界の平和のために』 俺『あ、ああ』 かわされる握手 俺(信じてもらえるって、こんなに嬉しい事なんだ・・・) 俺(明日、正直に喋ってみようかな?) ペリーヌ(握手をかわし、彼が去った後のガーデンで、ペリーヌは物思う 彼の腕に抱かれて飛んだ夜が忘れられない) ペリーヌ(彼の体から感じた暖かさや、優しさを・・・) ペリーヌ(忘れられない) ペリーヌ(あの夜、もしかしたら、私は・・・大切な物を盗まれてしまったのかもしれませんわ) 夜風に薔薇の花びらが舞い踊る中、少女の心は激しく揺れていた 次回予告 俺の戦う理由は?そう、懲役分のネウロイを撃墜して恩赦を得る事 そんな彼に転機が訪れる 単身ネウロイの巣へ向かう俺 その理由は己のため?それとも大義? 俺『予告状だ、ネウロイ』 俺『ロマーニャの空、返してもらうぞ』
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ストライクウィッチーズ 第212統合戦闘航空団より 495 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2008/09/15(月) 19 18 47 ID FEKHZyNa l/ l /l /ハ l \ l ! '; ', / / ;ィ / l // l V! ヽ! l '; l / /! _ / / l ! /イ ! ヽ l ト、 V!. / /.l i ! 7>!K ヽ l ヽ _jノ x- ヘ 芳佳と一緒にホラー映画を見る j/ l ;| レ' r≠=≧x ヽ L _ ≦≠x、ヽ! ハ ! すると芳佳はこう云うはずだ. !/ ! ハ く. lr'_ノ ! ヽl、 ' l_ノ l ) V ハ .ソ ' ! l ヘ ヾ._ソ V_,ク .ハ !ノ 芳佳「お姉ちゃん、怖くて一人じゃ眠れないの」 '; l、 ハ / _V V ヽ_l、 ' /≦ _ ははは、この可愛い妹め。私はいつでも準備OKだ iこヽ、 _ ノ くー-' / i> ´ _` .イ_ハ ' , しかし、油断は禁物だ。ホラーに耐性があったら / / ri>/ ヽ、イト、 l、 ' , / / /r'i/ / ーヘ )! \ .V ' , 「芳佳、お姉ちゃん。怖くて眠れないんだ」 でいこう. / ;;ノー' !l '´ / V l iヽ V ' , / ;イ / . l! ´ /V! レニ\ .' , 2段構えで抜かりなしだな498 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2008/09/15(月) 19 19 43 ID m0hZYMyY 495お姉ちゃん策士!504 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2008/09/15(月) 19 21 08 ID A2J712SL 495今日のお姉ちゃんはスキがねえw506 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2008/09/15(月) 19 21 47 ID 2M2pH98Z 495今日のお姉ちゃんは随分と冴えてるじゃないか 577 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2008/09/15(月) 19 50 39 ID UUICj1bv l/ l /l /ハ l \ l ! '; ', / / ;ィ / l // l V! ヽ! l '; l / /! _ / / l ! /イ ! ヽ l ト、 V!. / /.l i ! 7>!K ヽ l ヽ _jノ x- ヘ ホラー映画といっても色々ある j/ l ;| レ' r≠=≧x ヽ L _ ≦≠x、ヽ! ハ ! . !/ ! ハ く. lr'_ノ ! ヽl、 ' l_ノ l ) V ハ .ソ 扶桑の人間である芳佳にも ' ! l ヘ ヾ._ソ V_,ク .ハ !ノ '; l、 ハ / _V 興味の持てるものでないとな・・・ V ヽ_l、 ' /≦ _ iこヽ、 _ ノ くー-' ちょうど扶桑の風土にあって / i> ´ _` .イ_ハ ' , / / ri>/ ヽ、イト、 l、 ' , 季節もぴったりの映画があるぞ / / /r'i/ / ーヘ )! \ .V ' , . / ;;ノー' !l '´ / V l iヽ V ' , 「すいません、大人2枚で"死霊の盆踊り"」 / ;イ / . l! ´ /V! レニ\ .' , 497 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2008/09/15(月) 19 19 29 ID sfwBtPMe 501部隊が解散されて、部屋を片付けてカールスラントに帰ることになった。エーリカは散らかった部屋の物を乱雑にかばんの中にぽいぽいと投げ込んでいく。「ガチャ!どうだ?ハルトマン、荷造りは済んでいるk・・・プルプル・・・」心配して様子を見に来たバルクホルンだが、ちっとも片付いていない部屋にお怒りだ。「どういうことだ・・・・ハルトマン・・・・プルプル・・・全然、片付いていないじゃないか!!」その言葉にビクッとするエーリカは涙ぐんだ目でバルクホルンを見つめて答える。「トゥルーデ・・・お姉ちゃんとの思い出を全部持って帰りたくて・・・全部大事だから・・・ぐすっ」その言葉に心を射抜かれたバルクホルンは仕方無いなといった様子で片付けを手伝い始める。「ひっく・・・ありがとう・・・お姉ちゃん・・・私、お姉ちゃんのために飲み物取ってくるね!」ありがとう、といった表情でエーリカを見送るバルクホルンは気の利く妹だなと喜んでいた――省略されましたすべてを読むには”お姉ちゃんって荷造り上手だね”と書き込んでください ̄○ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ O。 _/´ _,_ `丶、 / ^^ _____ \ ( ,,,r-=ニ@,ニ,,__ ヾ,, ) `ト,-=7 ̄ ̄ `>ェ=´ Y´ィェ,ャr-=≠ミ| |.| />イ! リ` ! リハ リ ハ;;;;∧ 、_ イ '' <終わったころに持っていこ~っと♪ \;;;;ミ;゙>,,、, ィヾ!/ `ヾ,〉ヾ∧ノ`i ノ;;;//;;;;イ;;| /;;;;;;| !;;;;;|.|;;| |;;;;;;;| ;;;;;;ハソ、 ト--〉ミ--ソト,,` . | | Y ',ヾヽ | .| .', ', ゙゙゙ . | . | ',. ', .ト-| ',ノi ヒソ ヾソ ストライクウィッチーズ 第211統合戦闘航空団より 549 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2008/09/15(月) 07 29 00 ID FEKHZyNa ゲルト「お母様、おばあ様。芳佳さんを私にくださいっ」 550 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2008/09/15(月) 07 33 00 ID /x/B+Pir ,. .、 ` ′ ............., バルクホルン大尉 .. ' 芳佳ちゃんだけが大事 何か御用ですか? ` 'ト 、 __ _`,. _ ,-ィ ,' ̄`、 ., 芳佳ちゃんには .', _ >- ニ、 ` .く /. 、___/ 私がいるから ' .ィア´ , / ヽ、ヽ、 ./ ,、 ,、 '/イ V. / /;イ .ヽ、 ヽ ', /、ヽ.............,ノ 、_ 芳佳は私のもの l ! i l.ハ.! .ヘ l、! .トイ ` .、` ' 、 誰にも触れさせない! l ハl ィ7 ヽ、 ト、-lト、!`! リ 、 , .、 , '、 lハ | ´ ` `' l l./ ,. .` ,、' 氏ね変態シスコン女 .Vl '⌒ ⌒ヽ .lハ' . '` ..... ....、 ヘ、 ┌┐ .ィイ ,... ' . . .' ` 、 芳佳芳佳芳佳・・・ ` -` - <i / ,.. ' . 、, ' .K´{=lY l Y l ト,. ' . ` ′ .l '; リy.,リ l┐ノ`). ' . . , ', . .P l! / / ゝ-' ' ,.. ' ,. . .ノ!⌒! / ヽハ. ,、 、,. ' ,.. . ./ Y^Y `フ !. ∩ , ,. ,'`,. 、 `- 二!三ニ-イ、_ ノ.ノ ヽ ' 、 | ーTl ー 7ー ..´ , ソ 564 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2008/09/15(月) 08 04 20 ID usOQe+CF 妹! ,. 、 ,..........., ,.. ' ` ..、,...... , ' `、 ' , ´ ヽ 、 ` 、 ,'` ヽ _ / /´ `, __ , `ー' ,.=, ´ ` >=、- 、 . し' ,ィ´;;;;ノ ! ヽ;;! 妹! . し /;;;;;;;;/ / ;イ /ハ!; ヘ;! .... ... /;;;;;;;;;;;/ / ;イ / ,イ l! ! V !;;l .... ' ` ,. しJ |;;;;;;;;;; イ /j/Tt- Vl ィTVV;;;! ... ' ,.' ' ヽ ノ .Y|ハ Vリ `' lリ lノ ` 550 ' 、 , ` 、 ゝ=-、 _ ノ ` 、 ´ , ` , ィノ _ヘ>- < 「リネット軍曹 .、, , // ハ ゝ-Y-'^.i .,、', ヾ=-' l i . ̄ハ ) l 私は真面目な ., l ノ .l! l .l 私の妹 ', V/ 二 l! .V 話をしてるんだよ」 ', /! l! l かわいい妹 '', .ヾニハ A .! ', l! ! /L!V ! 沢山の妹! '' . l l / ', ヽ l '; l レ ',. `! 甘えてくる妹! ; L / ',=.l ..... ヒ/ Vリ 566 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2008/09/15(月) 08 07 58 ID xGfCinkg 550 ,. 、 ,...........,妹は大事 ,.. ' ` ..、,...... , ' `、妹には ' , ´ ヽ 、 私がいる ` 、 ,'` ヽ _ / /´ `, __ , `ー' ,.=, ´ ` >=、- 、妹は私のもの . し' ,ィ´;;;;ノ ! ヽ;;!誰にも触れさせない! . し /;;;;;;;;/ / ;イ /ハ!; ヘ;! .... ... /;;;;;;;;;;;/ / ;イ / ,イ l! ! V !;;l氏ね乳デカ女 .... ' ` ,. しJ |;;;;;;;;;; イ /j/Tt- Vl ィTVV;;;! ... ' ,.' ' ヽ ノ .Y|ハ Vリ `' lリ lノ ` ' 、 , ` 、 ゝ=-、 _ ノ いや・・・特に用はない・・・芳佳・・・ ` 、 ´ , ` , ィノ _ヘ>- < 芳佳・・・ .、, , // ハ ゝ-Y-'^.i 芳佳・・・ .,、', ヾ=-' l i . ̄ハ ) l ., l ノ .l! l .l ', V/ 二 l! .V ', /! l! l '', .ヾニハ A .! 588 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2008/09/15(月) 09 04 12 ID mmVZAA7Y 万が一芳佳がネウロイ側に取り込まれるような事があっても リーネ辺りがおっぱい出して 「ほら、芳佳ちゃんの大好きなおっぱいだよ~」 って言えば尻尾振って戻ってきそうだよな。 589 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2008/09/15(月) 09 06 48 ID usOQe+CF _ く\ |│ /7 \ Ll // ____ _ { ̄ ̄ ̄ >'". . . . . . . . . . . `< ̄ ̄ ̄`7 ヽ〈 ̄ 7 . . . ,'{. . . . . . . . l. . . . . .'  ̄ ̄ 〉/ ヽ\//. . -ハ. . . . . . . .|ヽ-. . . ヽ //. ∨;'. . . / ヽ. . . ∧| ヽ. . . ∨ イ / . !. . / ◯ \| ◯ ';. . . . | . . | おっぱい? /. . .l∨,, ,, ∨∨ . . '、 厶∠人 t‐ーヘ ,__人. . . . ヽ ーr-f^)_ノr‐< ノ ,ハ\厂 ∨ ヽ{==77\/ ^} `tーイ' 〉 < \ ノ \丶 フリフリフリ ヾ"∨∧__〉丶、_ `ヽx-、 } } `ーレ廴_// ヽ、/_ノ {'⌒ヽィ^ }、 ⌒> \ \ j ⌒´ ストライクウィッチーズ 第210統合戦闘航空団より 304 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2008/09/14(日) 18 06 25 ID TJ9Fi72D 今日の食事当番はバルクホルン、いつもの様に茹でたジャガイモが食卓には並んでいた。エーリカは、おいしい~と言いながら茹でたジャガイモをそのままパクパク食べている。「トゥルーデ・・・ちゃんと料理出来る様にならないと妹さんに笑われちゃうわよ?」そう言ってミーナはテーブルに着く、バルクホルンは面目ないといった感じだ。「ジャガイモは食物繊維が豊富で美容にも良いし、私は好きよ♪パクパク」どうやら、さっきの言葉はバルクホルンに料理を学ばせようとしたミーナの心遣いのようだ。笑顔が絶えず仲良く三人で食卓を囲む姿は、まるで本物の家族の様な風景だ。食器を集めてミーナが席を立ち上がると「プゥ~」という音と共に一瞬で場の空気が凍り付いた。省略されました…続きを読むには”食物繊維はお通じにいいのよ”と書き込んでください ̄O ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ O。 , , / |____ / | /|ソ.............`\ノ. /......../.../||\...ヽ |...//././ | ヾ..|| |...|/./|/⌒ ノ ⌒V| ',..|/ |ノ Y|ハ ´ ̄` ⌒リ V`ト、 、_, ノ´ <一体、誰かしら? |ハ≧ヽ,ェュ,,´ Yヽ + ゞY! / _/\Tノ ) \ \/ . | |! ト、|ソ | ハ /|_`| _| ヾ〉 / |  ̄|  ̄| !,, ハ. | | `゙ .', | ノ ', |./ ト_| `' 327 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2008/09/14(日) 18 29 54 ID n8nkLjZP 「いーってきまーっす!!」今日も子ども達の元気な声が高い空に響く。ネウロイとの戦いが終わってから私は戦災孤児を預かって暮らしている。幸いウイッチーズの時の貯蓄や善意の寄付が多いからさほど苦労はしていない。「いいか?おねえちゃんだぞ。お・ね・え・ちゃ・ん。ほら、言ってみろ」大部屋ではトゥルーデが小さな子たちに読み書きを教えている。私の意志を話したら「ぜ、ぜひやらせてくれ・・・!」と言ってついてきたのだ。何故かエーリカもついてきて毎日ダラダラとしているけれど。錆付きはじめたストライカーをそっと撫でてみる。「こういうのもいいか・・・」ふとそんな言葉が漏れた。 ̄O ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ O。/ >/= /‐=ニ= / ∧ /| ヽ「 ̄ / ./ // / ⌒1 l .i // . / / ./ / | l<トi l// / . /‐-//、 ノ ハ 「 il i´,ク/ / /f'7うハ ,〃 | i | l! |〈/ / 弋ソ _, へト | !リハ .V /┐ ィら7/i ハ | l ∨ ゞソ/ レ' ! i 丶 丶、 ' / .∧ ト、 \ , イ ノ ヘ | \/ `7| {ミヽ l |7/⌒イミ ! |/ }| l/ミr‐く j l ト l | くイ^ト ヘ | | 476 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2008/09/14(日) 20 04 02 ID 6slbL0mv ルッキーニ「シャーリー、知ってる?。月にはウサギがいてお餅をついてるんだよ」 シャーリー「プッ。なんだそれ?」 ルッキーニ「芳佳が教えてくれたんだ。扶桑ではそー云われてるんだって」 シャーリー「それが本当なら、扶桑のウサギは食い意地がはってるな」 ルッキーニ「あははは。シャーリーみたいだね」 シャーリー「何ー。私はそんなに食い意地はってないぞ」 芳佳「シャーリーさん、ルッキーニちゃん。お団子が出来ましたよ~」 シャーリー&ルッキーニ「わーい」 554 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2008/09/14(日) 20 49 57 ID +miyhYkE _ '⌒ . . . `丶、 / . . . . . . . . . . .ヽ ,' / / /| j } ヽ '. / ;イ _ /-l/| ∧- l | / | /j斗rト' リ/ィぇ'! !| / 从/ ( じ じ小八 厶イVヘ '' ''/人 \ ヾ{\介; 、_‘'_.イ /  ̄<おねえちゃん、はいお月見団子おいしいよ /V {ヘ\'´ ホウ酸入りでGも駆除できる優れ物だよ r<、 \__| 、 / \_\.j/ ハ | \ \__乂/ l∧ | ヽ| r-‐'‐'‐'‐'‐'‐' | | | |/////○///|. | l |////○○//| l \l |///○○○/| l ヘ|///○○○○| ∧ V/| ̄ ̄ ̄ ̄| / ヽ, V/| ̄ ̄ ̄| / \/^ヽ|_________| 558 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2008/09/14(日) 20 52 17 ID 6slbL0mv __ , <  ̄ `>、 / i ヽ ヽ、 / ;! /l ; \ ヽ // / / ;ハ / Vト、i ヘ ハ ,イ/ / / / ,Y- ハ ヽl ヘ l. // / イ // l i ! l! .V '; ! jイ ;イ ;∠ィ-―- vヘ |-t―ト、 V. l / l / ,イチム V!ィ升へ V v-、). ´ l 人! 弋_ン ' 弋_ク V.,イ/ 芳佳の手料理はいつ食べても美味しいな レ ハ , /_ノ '´ ・・・・おかしいな。何だか気分が急に・・・・・ rニヘ、 ,____., / _二9 芳佳が二人に見えて・・・・・ / ;> `ーi!′ ィ´l_ハ ヽ. / 9 /`!ー .<ト、 ! ヘ l l/ lノ ,V ヽ、 l l l; ィ/ lヘ _ ノ/ _ .へ!、 l_ r‐(二イ レ^ く_ //// ト、_ コ-、 / l i / ヽ! / Li/ l / l 578 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2008/09/14(日) 21 01 15 ID +miyhYkE _ '⌒ . . . `丶、 / . . . . . . . . . . .ヽ ,' / / /| j } ヽ '. / ;イ _ /-l/| ∧- l | / | /j斗rト' リ/ィぇ'! !| / 从/ ( じ じ小八 厶イVヘ ___, /人 \ ヾ{\介; 、`ーi!イ /  ̄ <おねえちゃん /V {ヘ\'´ 大丈夫だよ芳佳を信じて・・・・ r<、 \__| 、 / \_\.j/ ハ | \ \__乂/ l∧ | ヽ| r-‐'‐'‐'‐'‐'‐' | | | |//////////|. | l |////○○//| l \l |///○○○/| l ヘ|///○○○○| ∧ V/| ̄ ̄ ̄ ̄| / ヽ, V/| ̄ ̄ ̄| / \/^ヽ|_________| 591 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2008/09/14(日) 21 05 37 ID 6slbL0mv , '  ̄ ' , / \ / / / i i ' , { , / イ , ∧ | ', | | /-≠|、 //─|、 | i | V // | // !ハ | | | | イ' ̄`レ ' ̄` /` V | | ' _ i } 私が毒見してあげるよ~ ,-、ヘ | 、- ´-} | / 「パクパクモグモグ」 /ヾヽ|,、|\  ̄ /! /ヾ! ,- / ==入 ,-、、 i-^^^^^- |、レ --, __、 うん、大丈夫そうね。みんなも食べなよ / ( ヽ _ /' /\_ i ̄  ̄  ̄ フ \/ i_ / ` - ') ̄ /\ / ヽ, _ __ ヽ_ / / !/ / >===,--イ, / | `_- 、\ _ | ) イ / ' //。/ ̄`- へ / ! ) | / /// ┳ // / / ` i _ / ヽ / i i || / }' - /  ̄ | | || | / /  ̄ | | !! ! / / | | || | | / | ! || | | { | || | | | | i || | | | | | || | | | | | || | | | 697 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2008/09/14(日) 21 54 16 ID TJ9Fi72D なんだが意識が朦朧としている、さっきの団子のせいかまだ体が痺れて自由が利かない。バルクホルンは胸の辺りの妙な感覚に気付き、目を向けると胸を弄ぶ宮藤の姿があった。「宮藤っ・・・んっ・・・いったい・・・なにを・・・んふぅっ・・・している・・・」抵抗すら出来ず、痺れて呂律の回らないバルクホルンの小さな声に宮藤は微笑む。「バルクホルンさんが悪いんですよ・・・私を誘惑して・・・こんなに綺麗なのに・・・ふふ」そういって動けないバルクホルンの胸を宮藤は一方的に胸を揉みしだく。「やめ・・・ろっ・・・宮藤・・・私はっ・・・んっ・・・そんな事を望んでは・・・」宮藤は、手をバルクホルンの胸から徐々に移動させズボンをするすると脱がし始める。「バルクホルンさんは本当にやめて欲しいんですか?こんなに嬉しがっているのに・・・」愛液でびっしょりと濡れたバルクホルンの恥丘に宮藤は軽く口付けをする――省略されました。続きを読むには”頼む・・・宮藤続けてくれ・・・”と書き込んで下さい ̄○ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ O。 __ ,.=, ´ ` >=、- 、 ,ィ´;;;;ノ ! ヽ;;! /;;;;;;;;/ / ;イ /ハ!; ヘ;!. /;;;;;;;;;;;/ / ;イ / ,イ l! ! V !;;l |;;;;;;;;;; イ /j/Tt- Vl ィTVV;;;! ヽ ノ .Y|ハ Vリ `' lリ lノ ` ゝ=-、 _ ノ <お姉ちゃんもうだめだ・・・ , ィノ _ヘ>- < // ハ ゝ-Y-'^.i ヾ=-' l i . ̄ハ ) l l ノ .l! l .l V/ 二 l! .V /! l! l. ヾニハ A .!
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橋爆破作戦 俺「ストライクウィッチーズぅ~?」 91-95 892-899 総レス数 XXX このページでのレス数 XX 91 :スオムス派遣の大尉:2011/01/03(月) 19 35 02.22 ID HuG7Ygb00 ――スラッセン、酒場 ビューリング「お前はフィンランディアにしておけ。コスケンコルヴァなんて飲んだらつぶれるだろ」 智子「いいじゃない。寒い日にはもってこいのお酒よ」 ヴァルター「そんなにうまいのか?」 エルマ「でも度数が高いですよ。男性には人気ですけど」 ヴァルター「ふーん……。じゃあ、それで頼む」 エルマ「わかりました。すいませーん」 エルマ中尉がスオムス語でバーテンに注文する。 ヴァルター「たしかにきついなこりゃ……」 92 :スオムス派遣の大尉:2011/01/03(月) 19 40 00.25 ID HuG7Ygb00 ――数分後 智子「だからあたしは……ノーマルだって言ってるでひょ!」 ヴァルター「Firwat Gelldir dass ech lee ergoen an Suomusu? Firwat……」 (なんで俺がスオムスに行かなくちゃならないんだ? なんで……) ビューリング「だからやめとけと言ったのに……」 キャサリン「二人とも愚痴り始めたねー」 エルマ「ラインハルト大尉はなんて言ってるんですか、ウルスラ曹長……」 ウルスラ「わからない」 エルマ「わからないって、カールスラント語じゃないんですか!?」 ハルカ「あくまでノーマルといいきるんですか、智子ちゅういいぃぃぃぃぃ」 ヴァルター「Et deet mer Leed…….Et deet mer Leed……」 (すみません……。すみません……) ビューリング「そいつはガリア語じゃないか?」 ウルスラ「カールスラント語も入ってる」 93 :スオムス派遣の大尉:2011/01/03(月) 19 44 49.44 ID HuG7Ygb00 ヴァルター「ああ……ヒック……、すまないな。愚痴をこぼしてしまって……ヒック」 ビューリング「訛りがひどくて聞き取れないぞ」 ヴァルター「わたくし、酒には弱いようであります!ヒック」 エルマ「大尉……、いつもと変わりすぎです……」 結局、4人は酔いつぶれた3人を抱えて帰ることになった。 ヴァルター「両手に花であります!ヒック」 キャサリン「ほんとただの酔っぱらいねー」 エルマ「ですね~……」 ヴァルター「やっぱり飲んだ後は歌わねばならん! いくぞ」 ビューリング「どこの決まりだよ」 ヴァルター「Wir jagen durch die Lüfte Wie Wotans wildes Heer, Wir schau n in Wolkenklüfte Und brausen über s Meer.」~♪ (我らは蒼空の狩人。今ヴォーダンの勇猛軍団。 雲の切れ間より見下ろし、そして大洋の上突き進む。) 参考ページ・http //rasiel.web.infoseek.co.jp/mil/flieger.htm 「勝利せよ!ウィッチーズ」の元ネタ曲 スラッセンの町にカールスラントの軍歌が響いていた。かなりテンションの高い歌声が。 94 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/03(月) 19 46 46.45 ID k1NsSpbR0 ところでこれいつ俺でてくんの? プロローグ長くね? 95 :スオムス派遣の大尉:2011/01/03(月) 19 49 13.76 ID HuG7Ygb00 94少し前に書いたが 主人公は大尉だ。設定上の理由で名前があって申し訳ないが ――宿舎 エルマ「明日、2日酔いで動けないなんて事になったらどうしましょう」 ビューリング「大丈夫だろう。それにこっちはグッスリ眠れる」 キャサリン「ケモノが寝ちゃってるからねー」 エルマ「アハハハ……(苦笑)。大尉、着きましたよ」 ヴァルター「あ、足がああああ」 エルマ「きゃっ」 二人の足が絡まり、そのままベッドへた お れ た。 96 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/03(月) 19 49 31.49 ID QvQrzzOZ0 94 wiki参照 892 :スオムス派遣の大尉:2011/01/06(木) 21 50 00.28 ID CqALDEyM0 エルマ「ちょ、ちょっと大尉、どいて下さい! あれ? 寝てる……」 ヴァルター「zzzzz」 キャサリン「エルマと大尉はそう言う関係だったのかねー」 エルマ「ち、違いますっ!/// 見てないで助けて下さい!」 キャサリン「はいはい。今、助けるねー」 キャサリン「よいしょっと。ん? エルマ、顔赤いねー」 エルマ「そ、そんなことないですっ! これはお酒のせいですよ!」 キャサリン「ほんとかねー」ニヤニヤ エルマ「か、からかわないでください!」 893 :スオムス派遣の大尉:2011/01/06(木) 21 55 00.47 ID CqALDEyM0 ――翌日、飛行場 今日は橋爆破の為の増援がカウハバ基地に到着する予定だ。 ハッキネン「あなた達が増援の陸軍のウィッチですね?」 ユーティライネン「はっ! 第12師団第34連隊第6中隊であります!」 ユーティライネン「私は中隊長のアリーナ・エディス・ユーティライネン中尉であります!」 ラガス「同じく第12師団第34連隊第6中隊所属のオルガ・ラガス少尉であります!」 ハッキネン「ようこそカウハバ空軍基地へ」 彼女たちは橋爆破の為に派遣された、スオムス陸軍のウィッチ達である。 ハッキネン「他の部隊は……来たようですね」 ハッキネン少佐の視線の先には、オラーシャ空軍の国籍マークを付けた飛行機がこちらへ向かってきていた。 その飛行機はオラーシャ航空隊の爆撃機、IL-4だった。 そのIL-4から一人の将校が降りてくる。 チソフ「オラーシャ航空隊第3独立飛行中隊、中隊長のチソフ中尉であります」 ハッキネン「ようこそカウハバ空軍基地へ。皆さん、歓迎します」 爆破作戦には陸戦ウィッチ中隊と爆撃機中隊が送られてきたのであった。 894 :スオムス派遣の大尉:2011/01/06(木) 21 59 53.71 ID CqALDEyM0 ――飛行場、いつもの場所 ヴァルター「今日も一段と冷え込むな」 チソフ「隣に座っていいですかな? 大尉殿」 ヴァルター「えーと、オラーシャ航空隊のチソフ中尉でしたか?」 チソフ「そうです。まさかこんなところで男の中尉に会えるとは、思ってもみませんでしたよ」 チソフはベンチに腰掛けると、煙草に火を付けた。 チソフ「女性ばかりの部隊では、色々と大変ではないですか?」 ヴァルター「慣れは怖いですよ」 チソフ「ハハハハ。確かに慣れは怖い」 チソフも頷きながら答える。 チソフ「ところで何を吸っているんです?」 ヴァルター「これですか? これはベロモロカナルですよ。オラーシャ産の」 チソフ「そんな物を吸ってるんですか!? さすがに私も吸いませんよ」 生産国のオラーシャ人の彼も「さすがにそれはないわ」という顔である。 895 :スオムス派遣の大尉:2011/01/06(木) 22 04 48.14 ID CqALDEyM0 ヴァルター「では、そちらは何ですか? オラーシャ産ではないと?」 チソフ「これはミルデゾルテですよ。カールスラントの」 チソフはそのミルデゾルテをうまそうに吸っている。 チソフ「やっぱりこれですよ」 チソフ「オラーシャ人の私とカールスラント人の大尉が、互いの国の煙草を吸っているのも、おかしな光景ですが」 ヴァルター「そうですな……。でもオラーシャの中隊が何故こちらに?」 チソフ「大戦の少し前に我々はオストマルクに派遣されていました。ですが大戦が始まって……」 チソフ「カールスラント戦線で戦っていましたが、なんせあっちは激戦だ。爆撃機の出る幕はない」 チソフ「それで比較的優勢なこちらに来たわけです」 ヴァルター「はあ」 チソフ「おっと、もうこんな時間だ。それじゃ私はこれで。また明日」 896 :スオムス派遣の大尉:2011/01/06(木) 22 09 37.01 ID CqALDEyM0 ――翌朝、ブリーフィングルーム ハッキネン「第6中隊はこの橋に爆薬を……。第3独立飛行中隊はこの橋へ爆撃を……」 4つの中隊が集まり、ハッキネン少佐が作戦の説明をしている。 ハッキネン「……説明は以上です。それでは、解散!」 智子「やっと護衛任務に戻れるのね」 エルマ「そうですね~。私、重いのは苦手で……」 ユーティライネン「今回の護衛任務、期待しています」 話しかけてきたのはユーティライネン中尉だ。 今回の任務で義勇独立飛行中隊は、陸戦ウィッチ達が空からの攻撃を受けないよう、護衛するのが任務だ。 智子「まかせて下さい。あなたがたにネウロイは近づけさせません」 ユーティライネン「それは頼もしい」 エルマ「あ、あの~……」 ユーティライネン「なんですか?」 エルマ「ユーティライネンと言うことは、エイラちゃんのお姉さんですか?」 ユーティライネン「ええ、そうですよ。イッルとお知り合いでしたか」 エルマ「私が少尉だった頃に訓練所で会いました」 897 :スオムス派遣の大尉:2011/01/06(木) 22 14 52.25 ID CqALDEyM0 ユーティライネン「イッルは私が昔にプレゼントした第一次大戦の英雄、 リヒトホーフェンの回顧録をあげてから、空軍に入りたいと思ったんですよ」 まさか数年後、イッルがエースになろうとは誰も予想していなかった……。 智子「で、そちらはラガス少尉ね?」 ラガス「は、はい! オルガ・ラガス少尉であります!」 ユーティライネン「腕は確かですが、少しばかり気が弱くて」 ラガス「中尉殿にはいつも助けられてばかりで……。本当に中尉殿は部隊の母のような方であります」 エルマ「でも腕は確かというのは、さすがラガス少将の娘さんといったところでしょうか」 ラガス「いえ、私はまだまだ未熟者であります」 ユーティライネン「それでは失礼します。また明日の作戦で」 智子「はい。それでは」 898 :スオムス派遣の大尉:2011/01/06(木) 22 19 12.68 ID CqALDEyM0 ――ハンガー エルマ「ラインハルト大尉、何をしていらっしゃるんですか?」 ヴァルター「整備だ。なんだか訓練の時に速度が落ちた気がして」 エルマ「ご自身で整備されるんですね」 ラーティネン整備兵「大尉殿はタンク博士に教わったそうですよ」 マッタネン整備兵「前の基地では“技術大尉殿”と呼ばれていたとか」 エルマ「へー、すごいですね」 ラーティネン「(ウィッチ達と仲良くしやがって……。大尉じゃなかったら殴ってたわ)」 マッタネン「(抑えるんだ! ラーティネン一等兵!)」 ラーティネン「(ですが伍長!)」 マッタネン「(君は死にたいのかね? 我慢だ……我慢)」 899 :スオムス派遣の大尉:2011/01/06(木) 22 24 02.16 ID CqALDEyM0 エルマ「あの……、昨日のことは覚えていらっしゃいますか?」 ヴァルター「なんのことだ」 エルマ「い、いや、別に覚えてらっしゃらないなら結構ですっ! 失礼しました!」 エルマはハンガーを出て行こうとする。 ヴァルター「そういえば、昨日はすまなかったな。のしかかってしまって。重かっただろ?」 エルマ「い、いえ……」 ラーティネン「……」(#^ω^)ビキビキ マッタネン「(おい! 感情が顔に出てるぞ!)」 900 :スオムス派遣の大尉:2011/01/06(木) 22 28 04.02 ID CqALDEyM0 今日はここまで 今回はただたんに史実人物を出したかっただけです…はい チソフ ソ連の中尉 高度6000m以上から落ちて、生還した人物 ユーティライネン エイラの元ネタの人のお兄さんが元ネタ ラガス 映画「タリ・イハンタラ」で登場 ラガス少将の息子さんが元ネタ 901 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/06(木) 22 30 01.91 ID mZYuCJ+T0 乙・・・ ってアウロラさんじゃねぇか ユーティライネン兄
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9・俺「ストライクウィッチーズだよ」 386-416 最終話『未来のために』 ~連合軍司令部 会議室~ いまこの場に、ふたりの男がいる。 ひとりは俺、もう一人は傲慢と尊大さを溢れさせた恰幅のいい男。 彼の名前を、俺は知らない。 俺の所属する第9陸軍研究所に出資している 芝村財閥系の将軍であることだけを知っている。 芝村は無駄に自分の名前を隠すことを美徳としているのだと聞いたことがあった。 「今度このイタリア半島を完全に奪回する作戦。オペレーション『マルス』が発動される。 今日来てもらったのはその為だ。貴様に潜入任務を頼みたい。」 「潜入任務……でありますか。」 「そうだ。貴様と大和と共に来た士翼号部隊『雷電』で、ヴェネチア上空のネウロイの巣に潜入。 内部にあると考えられるコアの位置を特定してもらう。」 「内部にコアがあるのですか?」 「そうだ。研究の結果、あの巣自体が巨大なネウロイであることは既に判明している。 なればそのコアを破壊することで、巣を取り除くことができる。」 なるほど、と俺は納得した。次の疑問に移る。 「潜入してコアの位置を特定するだけでありますか?破壊はしなくてよろしいので?」 その問いに芝村が答える。 「コアの破壊自体は戦艦・大和が行う。海軍にもいい顔させねばならんからな。」 そうだった。もともと大和はこのロマーニャに派遣されたのは、巣を攻略する戦力としてだ。 「了解しました。その任務お受けいたします。」 俺はそういうと敬礼をした。 「ああ、作戦が始まるまでに遺書を書いておけ。悔いのないように。」 ~501戦隊基地 エントランス~ 「あ、俺さん、お帰りなさい!」 「おはようございます。どこに行ってたんですか?」 司令部から帰ってきた俺を出迎えたのは、ちょうど朝の訓練を終えた芳佳とリーネだった。 「ああ、司令部に呼び出されてね。ふたりは訓練か?」 「はい、なんでも作戦が近いから気合を入れて走れ!って坂本さんが。」 「ああ、作戦ね。そうだな、気合を入れなければ。」 「俺さん?どうかしたんですか?」 リーネは様子のおかしい俺を心配する。 「いや、なんでもないよ。さて、腹が減ったな。朝飯に行くとしよう。」 ~501戦隊基地 会議室~ 「本日司令部より、このイタリア半島奪回作戦『マルス』の発動が下されました。 明朝、我々501航空団は、戦艦・大和を中心とした決戦部隊に合流。これを護衛し、 ネウロイの巣の撃滅をはかります。」 ミーナが501の面々に作戦の発動を伝える。ゲルトが質問した。 「だが、いくら大和や他の戦艦が強力でも通常戦力だろう?」 その問いには俺が答える。 「いえ、他の戦艦はそうですが大和は違います。 大和には、この決戦のために搭載された新兵器、 通称「コア機関」が搭載されています。 これは士翼号に使われているものを巨大化したようなもので、 ここから発生した魔法力を艦全体にいきわたらせることで、 ちょうどウィッチが武器に魔力を流すのと同じ状態に持って行きます。 この状態であれば大和にはシールドの展開や自動修復が行われ、 また、士翼号の『精霊手』にあたる特装砲『波動砲』が発射可能になります。」 「我々501はネウロイの巣の中にあると思われるコアの発見と、『波動砲』による コアの破壊が行われるまで、大和を援護する。」 「ちょっと待って、コアの発見はだれがやるの?」 エーリカが質問する。俺が答えた。 「私です。私と扶桑からきた『雷電』が巣に飛び込み、内部のコアに誘導装置を取り付けます。」 「そんな、危険です!」 俺の言葉に芳佳が叫んだ。 「危険は承知の上だ。しかしネウロイのコアに『波動砲』があたらなければ、この作戦の意味がない。」 「だったら、私も行きます!」 「わたしも一緒に!」 芳佳とリーネが言うが、 「ダメだ。司令部から突入は俺たちだけだと厳命されている。 大和が撃破されてしまったら元も子もないからな501は全員大和の護衛をする。」 「そんな……」 沈む空気のなか、俺が発言する。 「まぁ、作戦が上手くいけば無事に帰ってきます。ようは勝てばいいんですよ。」 「そうダナ、勝てばいいんダ。」 501のみんなは口々に『絶対に勝とう』と奮起する。 でも芳佳とリーネの顔色が晴れることはなかった。 ~501戦隊基地 廊下~ 作戦説明が終わり、各自最終調整を行うということで解散となった。 結局最後まで沈んでいた。芳佳とリーネに俺は声をかける。 「そんな顔をしないでくれ。死ぬと決まったわけじゃないんだし。」 「でも……危険です。ほんとにわたし達も一緒に行っちゃダメですか?」 泣きそうな声で芳佳に言われた俺は答える。 「ああ、ダメだ。」 「どうしてですか!わたしたちが一緒に行けば成功する確率だって!」 リーネは涙を堪えきれずに泣き出してしまった。 「……ふたりには、俺が帰ってくる場所を守ってほしい。 せっかく任務に成功しても、帰る場所がないんじゃ仕方ないだろう? だから一緒にはいけない。 なぁに大丈夫。必ず帰ってくる。この戦いが終わったらふたりに言いたいこともあるしな。」 だから泣かないでくれと俺はふたりを抱きしめてそういった。 「絶対ですよ。」 「帰ってこなかったら承知しませんから」 「ああ、必ず。」 ~ヴェネチア近海~ 各国から派遣された戦艦隊が、ヴェネチアを目指し進軍する。 「ヴェネチア上空の巣まで残り20km、巣より迎撃部隊の発進を確認!」 「各航空隊、および戦艦隊は迎撃を開始せよ!」 戦闘機と魔女がネウロイと交戦を開始し、戦艦の主砲が火を吹いた。 「とうとうこの日がやってきたな。艦長、『コア機関』を始動させろ!」 艦隊司令の山本が杉田艦長に指示を出す。 「諒解しました。全艦に通達、『コア機関』始動!」 命令を受けコア機関に専属のウィッチたちが魔力を注ぎ始める。 その魔力を受けて巨大な人造コアは稼動を開始し、艦全体に魔力を送り始めた。 ~艦隊上空~ <<ちっ、数が多い!>> <<ぜんぜん減らないよー!>> <<うろたえるな!勲章が向こうから飛んでくると思えばいい!>> 人類側の迎撃をものともせずに襲い掛かるネウロイたち、 それらのかなりの数を撃破したが、こちらの被害も軽くはない。 戦艦・ビスマルクが艦橋を大破、沈黙し、多数の駆逐艦が沈んでいる。 <<魔法力が尽きたものは、各機空母天城に撤退して!>> <<そんな暇はないぞミーナ!……烈 風 斬 !!>> 501の面々もまた、必死に戦っていた。 「俺さん……」 「芳佳ちゃん、きっと大丈夫だよ。だからがんばろ!」 「そうだよね。俺さんの帰る場所を守るんだ!」 ~ネウロイの巣 内部~ ズバァアア!! 俺の士翼号の剣が目の前の敵を一閃し、撃破する。 <<雷電!ちゃんとついてきてるか!>> ここまで来る間に100を越える中型ネウロイを撃破している。 子型は途中から数えるのをやめたほどだ。 <<ええ、全機、生きとります少尉!ですがコアはまだですか?>> ところどころ装甲が剥げているものの、雷電も全機無事だった。 <<反応を見る限りではすぐそこだ、急ぐぞ!>> エーテルジェットを噴かし、立ちふさがる敵を斃して俺たちは先を急ぐ、 しばらく行くといままでとは違う広大な空間に出た。 <<見つけた!ネウロイのコアだ。それにしてもなんて大きさだ……>> そこには士翼号が豆粒に思えるほど大きなコアが禍々しく輝いていた。 <<私が装置を取り付ける。雷電は周辺を警戒しろ!>> <<『了解!』>> ~ヴェネチア近海 決戦艦隊~ 「誘導電波を探知!ネウロイのコアを特定できた模様!」 大和の艦橋士官がそう叫ぶ。 「でかした!ようし、作戦を最終段階に移行、大和、浮上せよ!」 山本の命令と共にコア機関が全開にされ、大和の巨体が空へと持ち上がる。 「了解。『コア機関』出力最大、大和、飛行状態へ!」 「大和、浮上!現在高度100、200、……」 ぐんぐんと空へと登って行く大和。 大和を撃墜せんとネウロイが集中的にビームを叩き込む。 「シールド展開!」 「シールド展開、ようそろ!」 各所に展開されたシールドがビームを弾き、魔法力が通った主砲が敵を吹き飛ばす。 「突入部隊の脱出はどうなっている?」 「まだ、確認できていません!」 報告に唸る山本。 「なにをやっている。早くせんと間に合わなくなるぞ……」 ~ネウロイの巣 ビックコア付近~ <<少尉!まだですか!>> 迫りくるネウロイを足止めしつつ、加藤曹長が叫ぶ。 <<あと、少しだ!……よし、これで!>> 装置の設置が完了し、誘導電波が発信される。 <<雷電!任務完了だ、脱出するぞ!>> <<『了解!』>> 急いで脱出しようとする俺たち、 だが俺の機体をネウロイのコアから伸びた触手が捕らえた。 <<少尉!>> 雷電たちが助けに戻ってこようとする。 <<来るな!私にかまわずさっさと離脱しろ!>> <<そんな、少尉を置いてなど!>> <<馬鹿者! 私たちの脱出が確認できなければ、大和が『波動砲』を撃てんだろうが! 彼らの犠牲を無駄にするつもりか!?わかったらさっさと行け!!>> <<……っ!了解しました、ご武運を!>> 雷電たちが離脱していく。 <<祈られてもな、くそ、こいつ私をどうするつもりだ?>> 俺が毒づくと同時にネウロイの触手が蠢き、士翼号ごと俺をコアへ取り込んだ。 ~ヴェネチア近海上空~ <<っ!突入部隊の離脱を確認、『雷電』です!>> その報告に全員が安堵する。 しかし、聞こえてくるはずの名前が聞こえてこない。 「俺さんは!?俺さんはどうなったんですか!」 芳佳が叫んだ。同時に雷電から通信が入る。 <<突入作戦に成功、しかし俺少尉が敵に捕らわれました。 脱出を不可能と判断された少尉の命令により、我々だけが離脱しました。 俺少尉から大和に伝達。自分にかまわず『波動砲』を発射するようにとのこと!>> 『そんな!』 雷電の報告に芳佳とリーネが愕然とする <<やむをえんな……大和、『波動砲』発射態勢!>> 山本が決断する。大和の艦首付近に魔法による砲門が形成されはじめる。 「まって、撃たないで!」 「俺さんがまだなかにいるんです!」 発射を止めようとするふたりを美緒が押しとどめる。 「やめろふたりとも!危険だ、巻き込まれるぞ!」 「かまいません!」 「このままじゃ俺さんが死んじゃいます!少佐、離してください!」 「ダメだ!俺の覚悟を無駄にする気か!?」 美緒は半狂乱になるふたりを叱り付ける。 「だって、『絶対帰ってくる』っていったんです!それなのに……」 「宮藤、リーネ……」 とうとうふたりは泣き出してしまった。 美緒が途方に暮れるも、その間着々と大和は発射行程を進めていた。 「砲身形成完了、 魔法力充填率100、110、120パーセント! 総員、対ショック、対閃光防御!……『波動砲』発射!」 圧倒的な破壊力を込められた蒼い光線がネウロイのコア目掛けて突き進む。 光線は外殻を容易く打ち抜くとネウロイのコア呑み込んだ。 巣を取り巻いていた瘴気の雲が晴れ、青空が戻ってくる。 <<命中!ネウロイの反応、消えました!>> わっと勝利の歓声が沸きあがる。だが、芳佳とリーネはそうではなかった。 「帰ってくるって言ったのに……」 「俺さん……言いたいことがあるって……」 「ふたりとも……」 <<着弾地点に反応!これは士翼号だ、俺少尉の士翼号です!>> 『!?』 生きてた?その報告に顔をあげるふたり。 着弾の際に巻き起こった煙が晴れてくる。 <<!?士翼号の後方に巨大なネウロイの反応!>> そこには大きなコアを背にし、コア守るように巨大なシールドを展開した俺がいた。 ~大和 艦橋~ 「なにが起こっている?」 山本は現状を把握しようと部下に怒鳴りつける。 「ネウロイのコア前方に俺少尉の士翼号を確認。コアを守る形でシールドを展開中!」 「どういうことだ?俺少尉と通信は?」 「だめです。繋がりません!あ、攻撃来ます!」 見ると先ほどまでシールドを展開していた士翼号は左手を突き出し、魔法の砲身を展開している。 「まずい!シールド展開、最大出力!!」 大和の前方に幾重にも重なったシールドが展開される。 そこに士翼号から発射された『精霊手』が着弾した。 轟音とともに艦体が振動する。 「くそ、反撃しろ!」 大和の主砲が火を吹くが、士翼号のシールドがそれを弾いた。 再び『精霊手』が発射される。 「くっ、俺少尉を何とかしなければ攻撃が通らん。・・・・・・もはやこれまでか。」 山本があきらめ、撤退を命令しようとしたその時だった。 <<いいえ、まだです!>> ~ヴェネチア近辺 上空~ 「まだ、あきらめちゃダメです!」 「そうです!俺さんが操られてるのなら、私たちが助けます!」 そういって芳佳とリーネは魔法力が限界に近いのにも関わらず飛び出す。 「待て!お前達、危険だ!」 「いいえ、いかせてあげましょう。」 美緒が止めようとするがミーナがそれをさえぎる。 「ミーナ!?」 「あのふたりならもしかしたら、やれるかもしれないわ。 なら、あのふたりに賭けてみましょう?」 「それに、宮藤たちだけじゃないかもよ~?」 ふたりが振り向くと501のみんながそこにいた。 ~ビックコア~ 俺のもとまで飛んでいこうとする芳佳たち、 その行く手にネウロイに複製された赤い士翼号が立ちふさがる。 『邪魔、しないで!』 それらを叩き落すがそれより早く複製が行われる。 そのうち一体の複製が彼女達を撃墜しようとした。 だがその瞬間、複製は爆炎に包まれて墜ちていった。 驚いてふたりが振り向くと、 「行け、ふたりとも!行って、俺を連れ戻して来い!」 「俺少尉に、無茶をした罰をしないとね。」 美緒とミーナが 「そこまでの道は、私たちが作る!」 「お土産よろしくね~」 ゲルトとエーリカが 「今日のオマエたちはツイてるゾ!」 「芳佳ちゃんたちなら、きっとできるよ!」 エイラとサーニャが 「お前達を泣かせたんだからな、俺を一発ひっぱたく!」 「そのためにもあのお馬鹿さんをつれもどしていらっしゃい!」 「うじゅ~がんばれ芳佳、リーネ♪」 シャーリー、ペリーヌ、ルッキーニが、501のみんなが芳佳たちを援護する。 「みんな……よし、いこうリーネちゃん!」 「うん、芳佳ちゃん!」 みんなの援護をうけて、ふたりがようやく俺のもとへとたどりついた。 俺はなにも言わずに士翼号でふたりを殴りつけようとする。 ふたりはシールドでそれを受け止めると、俺に向かって叫んだ。 「おねがい!俺さん、目を覚まして!」 「いっしょに基地に帰りましょう?」 俺は何も言わない。 「俺さんがいってたように、私たちもあなたにいいたいことがあるの!」 「だから、帰ってきて!俺さん!」 そのときふっとシールドにかかる圧力が減る。士翼号が拳を納めたのだ。 士翼号がコアに向き直る、そして、 <<おい貴様、随分と愉快なことさせてくれるじゃないか!>> 俺の声がそう怒鳴りつけた。士翼号の拳が振り上げられる。 <<あまり私を、人類(ニンゲン)をナメるなぁああああああああああ!!!!!>> 圧縮されたバリアが展開され、拳が振り下ろされた。 打ち付けられたコアにヒビが入り、耳障りな悲鳴が響く。 それが限界だったのか士翼号は糸が切れた操り人形のように墜ちていく。 急いで芳佳たちが支えようとするも、重すぎて落下スピードが落ちない。 「っ駄目、ふたりだけじゃ持ち上がらない!」 <<なら、11人でやればどうかしら?>> その声と共に501のみんなが集まって士翼号を支えた。落下がとまる。 <<大和、いまだ!>> 十分な距離が取れていると見た美緒が叫ぶ。 <<『波動砲』、発射!>> 再充填された魔砲が発射される。 ふたたび空に蒼の閃光が走り、今度こそビックコアを完全に消滅させた。 ~501戦隊基地 医務室~ 「(ここは……?)」 目をさますと見慣れない天井がそこにあった。 「(ネウロイのコアに拳を叩き付けたきがしたんだが?)」 頭がボーっとしているため、前後のことがあまり思い出せない。 医務室に誰かが入ってきた。 「あ、俺さん!」 「気がついたんですね!」 「芳佳……リーネ……?俺はいったい?」 「あのあと三日も寝てたんですよ?もう目を覚まさないのかと心配しましたよ。」 「取り込まれたときに精神を操られたのが原因だろう、って軍医さんがいってました。」 そこでようやく記憶が戻った。俺はベッドから出ようとする。 「そうだ操られたんだ!……すまない、みんなに迷惑をかけた……」 大丈夫です。誰も気にしてません。といってふたりは俺をベッドに座らせた。 「すまなかった。ふたりに助けてもらったんだよな。」 「いいんですよ。俺さんが帰ってきてくれたんですから、わたしたちはそれで満足です。」 俺はその言葉を聞いて安心した。 「そうか……そうだ、帰ってきたら言うことがあったんだ。」 そういって俺は咳払いをする。 「えっと、その……私は君達よりずっと年上だし、 こんな体だし、今回みたいなことになるかもしれない。 だけど……だけど、君達のことを、ふたりとも愛しているんだ。 だから、その……」 そうやってどもってしまった俺にふたりは笑いかける。 そして、ふたり同時に俺の胸に飛び込んだ。 俺はふたりを抱きしめて言う。 「どちらかに決められない、優柔不断でみっともない男だけど……そんな私でもいいのかい?」 俺の問いに彼女たちは、 「はい、だって……」 「私たちはあなたのことが……」 『大好きなんですから♪』 と、いって俺の頬にキスをした。 ストライクウィッチーズ2~魔女と鋼鉄の巨人~ ~これにて完結~
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俺「ストライクウィッチーズ?」 158-230 作者 前1 158 :前1[]:2010/11/10(水) 23 33 17.85 ID 3ypD8qX5O ウゥゥゥゥゥゥゥウゥゥゥゥ ミーナ「!」 リフ「ネウロイか!」 ナイト「行くぞ」 喉「ああ!」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーー デコイ「ボス!」 コナー「ああ!」 タッタッタ コナー「ん?」 ナイト「コナー!」 コナー「君たち!」 162 :前1[]:2010/11/10(水) 23 39 47.14 ID 3ypD8qX5O ナイト「ストライカーはどこにある!」 コナー「デコイ!彼らをハンガーへ!私は出れそうな者達を集める!」 デコイ「はい!お前達、こっちだ!」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーー ―食堂― ウゥゥゥゥゥゥゥ ざわざわ・・・ ナックル「敵か!?」 アイス「そのようだな」 バン コナー「誰か数名出れる者はいないかッ!」 ざわざわ・・ トビウオ「お前らいくぞ!」 ナックル「ええぇー!」 166 :前1[]:2010/11/10(水) 23 48 18.96 ID 3ypD8qX5O アイス「俺達が行きます」 トビウオ「おっさん早く!」 コナー「よし、こっちだ」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーー ―ハンガー― デコイ「パシリさん!ストライカーを4つお願いします!」 パシリ「おう!待ってたぜ」 パシリ「ほら、もう用意したある。行ってこい!」 デコイ「はい!」 ブォーーーー ナイト「久しぶりのストライカーだな」 リフ「飛べるのかぁ?」 ナイト「俺を誰だと思ってるんだ?」 175 :前1[]:2010/11/10(水) 23 58 07.97 ID 3ypD8qX5O パシリ「何か問題があったら言え。なんとかしてやる」 リフ「ああ」 デコイ「準備はいいか?」 ナイト「ああ」 デコイ「いくぞ!」 ブゥーーーーーーーン ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーー ―空― デコイ「中型2機に小型10か」 デコイ「よし、俺が」 ビッ ビッ ビッ ナイト「よけろッ!」 デコイ「!?」 178 :前1[]:2010/11/11(木) 00 06 57.29 ID V7gDW17NO リフ「おっと」バッ ドン ドン ドン ドガガガガガガガガン パリィン パリィン 間一髪リフがビームを防いだ。そして、驚く事にビームが跳ね返りネウロイをおとしたのだ。 リフ「油断するなよ?」 デコイ「ああ、ありがとう」 喉「今のは?」 リフ「俺が編み出した必殺技だぜ!カッコいいだろ?」 リフ「聖なるバリアミラーフォースって名付けた」 喉「だせぇ…」 182 :前1[]:2010/11/11(木) 00 14 19.21 ID V7gDW17NO ナイト「いや、名前はともかくアレは使えるぞ」 ナイト「デコイ、分身を一体出してくれ」 ナイト「その分身を囮にしネウロイに攻撃させる」 ナイト「その攻撃をリフ、今ので全部弾き返せ」 リフ「おう!」 デコイ「わかった」 ブォン ビッ ビッ ビッ ビッ ナイト「来たぞ!やれ!」 リフ「よっ、」バッ ドガガガガガガガガガガガガガ パリィン リフ「ふぅ」 喉「一匹かよ!」 187 :前1[]:2010/11/11(木) 00 20 26.18 ID V7gDW17NO 喉「ああぁもう!おまえに任せてられねぇよ」 喉「フェルマータ!」 ピタッ 喉「ナイトやってくれ!」 ナイト「ああ」 ズダダダダ ズダダダ パリィンパリィン ナイト「デコイ、あっちは任せた」ダダダダ デコイ「あ、ああ」チャキ ダダダダダダダダダ ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーー ナイト「あとは中型だけかか」 190 :前1[]:2010/11/11(木) 00 27 05.45 ID V7gDW17NO 喉「あ、すまん…もう魔力が…」フラッ ナイト「お、おい待て」 ナイト「もうちょっと頑張れ!」 喉「もう…無理…」 ヒューン ナイト「おおっと!」 パシッ 喉「おお、ナイスキャッチ」 デコイ(こいつらアホっぽいが…) デコイ(強い!!) リフ「おい!中型がこっち狙ってるぞ!どうする?」 ナイト「リフ!お前はこいつを頼む」 ナイト「ネウロイのほうは俺がなんとかする」 191 :前1[]:2010/11/11(木) 00 31 59.89 ID V7gDW17NO ナイト「デコイ、サポート頼むぜ」 ブォーーーーーン デコイ「おい!無茶だ!」 ドカアアアン ドカアアアン ダダダダダダ ヒュンヒュン ダダダダダダダ ビッ ビッ ナイト「ちっ」 ヒュン ダダダダダダダダダダ デコイ「信じられない…1人でやりあってる…」 ナイト「そろそろ墜ちてくれないか?」チャキ ズダダダダダダダ 195 :前1[]:2010/11/11(木) 00 36 49.27 ID V7gDW17NO ブゥーーーーーーーン トビウオ「おい!リフ!」 リフ「ん?ああ、お前も来たのか」 アイス「戦況は?」 リフ「あとあの中型2体だけ」 パリィン リフ「一体だな」 トビウオ「あいつ1人戦わせていいのかよ!」 リフ「そうだな。ちょっと助けてやってくれ」 ナックル「行くぞ」 アイス「ああ」 ブゥーーーーーーーン 198 :前1[]:2010/11/11(木) 00 45 24.61 ID V7gDW17NO ナックル「大丈夫か!?」 アイス「援護する」 ナイト「お、それは助かる」 アイス「ネウロイ、氷の弾丸を食らわせてやろう」 バッ ヒュンヒュンヒュンヒュンッ! どこからともなく現れた氷のつぶてがネウロイを襲う ナックル「久しぶりにあの技使うか」 スッ ナックル「ディバィィィン!」 ナックル「バスタァァァアア!」 ドッゴオオオオオオン 200 :前1[]:2010/11/11(木) 00 52 15.70 ID V7gDW17NO パリィン ナイト「やるねぇ」 アイス「ネウロイ消滅」 ナックル「帰ろうぜ」 ブロロロロ リフ「おつかれ」 デコイ『ボス、ネウロイ消滅しました。帰還します』 コナー『ああ、よくやった』 喉「Zzz」 ナイト「こいつ寝てやがる…」 リフ「棄てていくか」 喉「やめて!!」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーー 205 :前1[]:2010/11/11(木) 01 01 51.03 ID V7gDW17NO ―基地― デコイ「あの3人…」 デコイ「ただ者じゃないですよ」 デコイ「特にナイトってやつは」 コナー「それは心強いな」 デコイ「提案なんですが、あの男に指揮を任せてはどうでしょう?」 コナー「そうだな。考えておこう」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーー リフ「やっほおおおぅ!明日は休みだ!」 トビウオ「うるさい!俺の部屋にくるな!俺は明日任務なんだよ!」 207 :前1[]:2010/11/11(木) 01 10 29.22 ID V7gDW17NO ―翌日― コナー「君たちのグループはこのエリアの哨戒を頼む」 アイス「了解」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーー ブロロロロ・・・ ナックル「はぁ…暇だな」 トビウオ「ネウロイが出たら俺がちゃっちゃと片付けてやるよ」 アイス「真面目にやれよ」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーー ーーーーーー 209 :前1[]:2010/11/11(木) 01 17 04.01 ID V7gDW17NO アイス「おい!ネウロイだ!」 ナックル「キター!」 トビウオ「よっしゃー!」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーー ドォオンドォオン アイス「数が多いな」ダダダ バコッ バキッ ナックル「ふんっ!」ブン ヒュン トビウオ「うおっと」ズダダダダダダ 211 :前1[]:2010/11/11(木) 01 24 10.79 ID V7gDW17NO アイス「お前ら、離れろ!」 パリパリ・・・ アイス「はッ!」 ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ ドォオンドォオンドォオンドォオンドォオンドォオンドォオンドォオン パリィパリィパリィパリィパリィパリィン 海から無数の氷の槍が伸び(ハ○レンみたいな感じで)、ネウロイ達を串刺しにした。 213 :前1[]:2010/11/11(木) 01 31 09.38 ID V7gDW17NO ナックル「おお!すげぇ」 トビウオ「おい!砕けたネウロイ達再生してないか?」 ナックル「そんなわけ…」 ナックル「!?」 トビウオ「しかも合体してるぞ!」 ナックル「でかいな…」 アイス「じゃあもう一度!」 パリ・・・ ガガガガガガガガガガ ガッ ガキン アイス「!?」 トビウオ「氷が砕けた!」 218 :前1[]:2010/11/11(木) 01 39 17.87 ID V7gDW17NO ナックル「固いぞこいつ…」 トビウオ「どうする?」 アイス「トビウオ、水流を操作できるんだよな?」 トビウオ「ああ!」 アイス「あいつのいる高さまで水を巻き上げられるか?」 トビウオ「できるぞ?」 アイス「あいつの真下から水を巻き上げあいつに水をぶっかけてくれ」 アイス「俺は水びたしのあいつを凍結させる」 アイス「そのあとナックル、お前があいつを砕くんだ!」 220 :前1[]:2010/11/11(木) 01 47 33.34 ID V7gDW17NO アイス「あいつが再生中の今がチャンスだ!行くぞ!」 ナックル・トビウオ「ああ!」 トビウオ「うおおおお!」 ザバァァァァアア! アイス「はあッ!」 パリパリ・・・ ナックル「オラァッ!」 ゴッ ガッシャアアアアアアン! パリィーン 3人の初めての連携は成功に終わった。 トビウオ「やったぞ!」 アイス「ははっ」 ナックル「よし!」 224 :前1[]:2010/11/11(木) 01 56 07.07 ID V7gDW17NO ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーー ―基地― トビウオ「疲れたぜ」 リフ「よお、おかえり」 トビウオ「ああ」 喉「どうだった?」 ナックル「素晴らしい連携だった」 喉「?」 トビウオ「ネウロイが合体した時は驚いた」 ナイト「合体?」 アイス「コアを破壊した筈の小型ネウロイの破片がな」 リフ「へえー」 226 :前1[]:2010/11/11(木) 02 03 28.25 ID V7gDW17NO ―別の日― 槍「ネウロイ発見」 兄「よし、ジャンケンするぞ」 兄・槍「さいしょはグー」 兄・槍「ジャンケン!」 兄・槍「ほい!」 兄「パー」 槍「グー」 兄「俺な」 槍「わかったよ」 兄「いくぞネウロイ!」 ドババババババババ 兄「はい、終了~」 槍「次は俺だからな!」 兄「いや、次もジャンケンだ」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーー 227 :前1[]:2010/11/11(木) 02 09 58.73 ID V7gDW17NO ―別エリア― ムキムキ「はっはっは」 ドガドガドガドガドガドガドガドガ ムキムキ「甘い甘い!」 ズガズガズガズガズガズガズガズガズガズガズガズガズガズガズガズガ 女ウィッチ1「あの人すごいね…」 女ウィッチ2「ほとんど1人でやっちゃってるよ」 女ウィッチ1「私達あんまり役にたってないけどいいのかな?」 女ウィッチ2「しょうがないよ。レベルが違うし…」 230 :前1[]:2010/11/11(木) 02 20 49.05 ID V7gDW17NO ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーー ―数日後・基地― コナー「予想以上の戦果だ」 ミーナ「ええ。まさかこれほどまでとはね」 コナー「TUEE兄弟にムキムキ、ナイト君たち…」 コナー「それにあの3人組もよくやってくれている」 コナー「人類の未来は彼らに掛かっているな」 ミーナ「そうね。でも彼らに頼ってばかりじゃなく私達も頑張らないとね」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーー 俺団Ⅲ 14へ続く
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501基地 俺「……んー、よく寝たな」 OK。生きてる リーネ「俺さん、おはようございます」 俺「ああ、おはようリーネ。昨日は人型ネウロイから助けてくれてありがとな」 リーネ「少しでも役にたててよかったです。そういえば俺さんがなかなか起きないからみんな心配してましたよ?」 俺「ここに来てからみんなに心配かけたの何回目だろうな、はは」 リーネ「3回目ですよ、もう……今回もすごく心配したんですから」 俺「はは、でももう心配かけるようなことはないだろうから大丈夫だよ」 リーネ「?」 俺「俺もどうやらウィッチとしてはもうダメみたいだね」 試しに魔法を使おうとしたがまったく発動しない。どうやら全て持っていかれたようだ 俺「これからどうしようかな」 今代理でやってる艦隊司令を続けるか、ヒモになるか、親の会社に戻るか…… リーネ「しばらくはゆっくりしたらどうですか?」 俺「そうだな、旅行にでもいこうか。空母で旅行は嫌っていってたもんな。次の事を考える前に少しゆっくりするのもいいかもしれないな」 食堂 ミーナ「あら、俺さんおはようございます。ふふ、もうお昼前ですよ?」 坂本「おお、俺。もう起きて大丈夫なのか?」 バルクホルン「俺、よくやったな。流石私のおとうt」 シャーリー「俺、お疲れ様。昨日はすごかったなー」 俺「いや、みんなのおかげだよ」 エーリカ「俺はこれからどうするのさー」 ペリーヌ「ここへ戻ってきてはいかがかしら?」 俺「俺ももうウィッチじゃ居られなさそうだからね。ここへ戻ることはできないかな」 ルッキーニ「どうしてー?」 俺「魔法力を全部使い切ったみたいだからね」 サーニャ「……」 エイラ「俺、サーニャを困らせるなー」 俺「」 ミーナ「それで結局俺さんはどうするのかしら?」 俺「あては幾つかあるので、しばらくブリタニア旅行にでも出ようかと思います」 坂本「そうだな、それがいいかもしれないな。ブリタニアもいいが扶桑もいいぞ。はっはっはっ」 俺「まだ、ネウロイの脅威は残っているけど俺は一足先に脱落させてもらいますよ、ははは」 バルクホルン「何を言う。欧州からのネウロイ追放の希望をつないでくれたんだ、俺はよくやったさ」 シャーリー「後の事はあたしたちに任せておけってー」 俺「ま、俺も裏方として協力すると思いますよ。とりあえず残り8機ジェットストライカーは作らせて持ってこさせます。勿論使ってくれるでしょう?」 ミーナ「そうね。お願いしちゃおうかしら」 黒服A「若。お話し中しつれいしますが今すぐ我々と来てください」 俺「何処へだい?」 黒服B「父様がローマーニャでお待ちです」 俺「ああ、わかった。ミーナ中佐、少し出かけてきます。また後程」 ミーナ「ええ、俺さんいってらっしゃい」 黒服A「それと、リネット様もご一緒に」 リーネ「私もですか?」 黒服B「リネット卿も一緒に待っておられますので」 リーネ「わかりました。私もついていきます」 親父とリーネパパのコンビか……大よそ何か予想できるな ロマーニャ 俺「親父、用はなんだよ」 父「ああ、俺か。こんな手紙が届いたから驚いたぞ。しかし生きててなりよりだな」 俺「まあな。最悪の事態にはならなかったさ」 リーネパパ「リーネ、リベリオンでの生活はどうだったかい?俺君は優しくしてくれているかい?」 リーネ「うん、お父さん。俺さんはすごく優しくしてくれるよ」 リーネパパ「そうかそうか、それはよかった。俺君もありがとう。これからも娘の事を頼んだよ」 俺「はい、任せてください」 父「ほほう、大きく出たな。リベリオンに居た時はニヤニヤ」 リーネパパ「リベリオンに居た時に何かあったのですか?」 父「この童貞小僧はリーネちゃん相手にニヤニヤ」 俺「」 おい、喋るなよ。絶対にしゃべるなよ リーネパパ「まさか俺君……まだリーネに手を出してないとか言うんじゃないだろうね?」 父「まさかですよ。この童貞、本番でたたないとかニヤニヤ」 リーネパパ「何。俺君。たたないとは、何かリーネに文句でもあるのかね?」 俺「リーネに文句なんて何もないしもう童貞でもないし……」 あ、しまった。ばらしちゃった リーネ「///」 父「お、ついに捨てたのか。おめでとう息子よ。しかしいつのまにヤったんだニヤニヤ」 リーネパパ「そうかそうか、ようやくリーネとニヤニヤ」 父「これは予定通りでよさそうですな、ニヤニヤ」 リーネパパ「そうですね、予定通りいきましょう。ニヤニヤ」 俺「なんだよ、予定って」 父「それはお前、結婚式の段取りだよ」 リーネパパ「明後日だからよろしくね」 俺「え?」 もうだなんて聞いてないよそんな事 リーネ「お父さん、ちょっと急すぎだよ」 リーネパパ「決めたのはだいぶ前だったから急じゃないよ。しかしようやく孫を抱けるのか」 父「それに、善は急げというじゃないか。早く孫を抱きたいなー」 俺「はぁ……何言っても無駄だよもう。バカ親父共め……」 リーネ「そうですね……お父さんサイテー」 父「黒服A・B。この招待状をストライクウィッチーズの面々に届けてくれ」 黒服A「かしこまりました、父様」 黒服B「おまかせください」 リーネパパ「私も家へ連絡を入れないといけないな。俺君たちは今日・明日はここへ泊っていきなさい」 父「……あ、はい502号のはい。追加で部屋を、ええ。そうです。1つでいいです。けど枕は2つ。はい、お願いします。 俺、隣の501号室に部屋を取ったからね」 俺「ああ、もうわかったよ」 父「それと……リーネちゃん、少し席を外してもらってもいいかな?少しコレと話があるのでな」 リーネ「あ、はい」 俺「すぐそっちにいくよ。少しだけ待ってて」 リーネ「わかりました」 父「こうして2人で面と向き合って話すのも久しぶりだな」 俺「そうだね。何年振りだろうか……」 父「3年ぶりだろうな……お前の言うとおりだったよ……」 俺「何の事?」 父「あの、兵器のことだよ」 俺「ああ、あのことか。気づいたならいいんじゃないかな」 父「ああ……私のやったことは無駄だったのか……」 俺「無駄ではないとおもうけどね。目を付けるところが違っただけでさ」 父「そうかもしれないな……私は私一人でどうにかできると思っていたよ……」 俺「ま、俺も少し前までは俺一人でどうにかできると思っていたけどさ。それが違うって事を知ることができた。その差かな?」 父「……なぁ、もう明日からでも私の跡をもう継ごうとは思わないか?この件で私は色々と分からなくなってしまったよ……」 俺「それはお断りかな。とりあえずブリタニア支社長を数年やってから、ならいいかな」 父「そうか……会社には戻ってきてくれるか」 俺「ウィッチとしてはもうダメだし、大統領から半ば無理やり貰ってきた軍の椅子だってもう必要ないしね。生活には困らないから無職になるのもアリだと思ったけど……流石にこれから家庭を持つ身でそれはね」 父「そうか……」 俺「流石に俺でもいきなり社長就任とか無理だからね。」 父「はは、天才とはいえ、そうかもしれないな。しばらくはブリタニア支社を任せたぞ」 俺「ああ、そうしてくれ」 父「なあ、俺よ」 俺「なんだよ、改まってキモチワルイ」 父「今度一緒に墓参りでもいかないか?お前はまだ一度も行ってないだろう」 俺「そうだな……色々報告しないといけないこともあるし」 父「ああ、母さんや姉妹に色々報告してきなさい」 俺「ああ……話はこの位かな?」 父「そうだな。今日はこの位にしておこう。私がリーネちゃんに怒られてしまうな」 俺「ははっ、怒ると怖いからな……俺はもう行くよ」 父「ああ、私は色々手配しないといけない事があるから、次に会うのは明後日の式でだな」 俺「わかったよ、じゃあな」 俺「リーネ、待たせてしまったね」 リーネ「お帰りなさい。全然待ってなんていませんよ」 俺「しかしまだ実感がわかないな」 リーネ「何がですか?」 俺「俺が結婚すること、かな?」 リーネ「私じゃ不満ですか?」 俺「いや、全然。むしろ俺なんかでいいのか?ってくらいだよ」 リーネ「うん、俺さんでいいんです」 俺「でも、どうして俺なんだ?他に色々いい男なんていただろうに」 リーネ「実はですね……昔、一度私たちは会ったことがあるんですよ?」 俺「えっ?」 俺「まさかそんな事があったのか。俺は小さい頃から色々な人に会ったりしてきたから完全に忘れていたよ……」 リーネ「仕方ないですよ。小さい頃だったんですから。それに私は俺さんが今何をしているかは新聞や雑誌で知ることができたけど、逆は無理だろうし」 俺「そうかもしれないな……まさか語られる事がなかった遥か過去にフラグを立てていたとは……」 リーネ「だから俺さんが来たときは本当にびっくりしたんですよ?」 俺「二重の意味でびっくりしただろ」 リーネ「うん。俺さんが来たことと、ダメダメな俺さんを見てびっくりしました。でも、ダメダメな俺さんだったからこそ良かったのかも。私が付いてないと!って」 俺「ははは……」 リーネ「でも、もう俺さんは大丈夫ですよね?」 俺「何がだい?」 リーネ「もうダメダメじゃないし、不能じゃないし、ヘタレじゃないから……ほかに何かあるなら今のうちに……」 俺「いや、もうないと思うよ。多分」 リーネ「それはよかったです」 俺「ま、何かあったらそに都度なおしていくよ。でも、まず今夜は……」 リーネ「きゃっ」 俺のハイパー兵器でヒィヒィ言わせるしかないな。親父達の為にも 俺「親父達も色々期待してるみたいだからな……その期待に早く応えないとな?」 リーネ「うん///」 2日後、式当日・こじんまりとした教会 坂本「しかし、俺とリーネが結婚とはなぁ、はっはっはっ」 宮藤「びっくりしました!いきなりでしたからね!」 ミーナ「でも、主役の1人がまだ来てないみたいね」 バルクホルン「まさか、土壇場で逃げたんではないだろうな」 エーリカ「そうだったら面白そうだよねー、ニシシ」 シャーリー「今の俺でそれはないだろー」 ペリーヌ「せっかく着て差し上げたというのに何をやっているんですの?」 ルッキーニ「うじゅー、まだはじまらないのー?」 エイラ「占いじゃ特に何もないのにナ」 サーニャ「もう一度占ってみて」 父「俺の奴は何をやっている……遅い遅すぎる!!」 リーネパパ「もう少し待ちましょう。俺君だって心の準備というものがあるでしょう」 リーネ「俺さん遅いな……ちゃんと朝起こしてきたのに」 父「うーむ、何か事故でもあったか……」 黒服A「お待たせしましたー」 黒服B「お荷物をお届けにまいりましたー」 ポイッ。ごろごろ ミノムシ俺「おまたせ、リーネ」 リーネ「なんでぐるぐる巻きになってるんですか?」 俺「ホテルの部屋であたふたしていたらね黒服達に見つかって……」 黒服A「連れて行こうとしたら待てだの、まだ行けないだのと抜かしていたので」 黒服B「無理やり連れてきました」 リーネ「ふーん、そうなんですか」 俺「いや、本当にごめんリーネ。こう、緊張すると……」 リーネ「大丈夫ですよ。わかってましたから。俺さんがヘタレだってことは」 俺「」 神父「あー、もういいかな?俺さん、あなたはこの女性をその健やかなるときも(略)これを愛し、これを敬い、これを慰め、これを助け、その命ある限り、真心を尽くすことを誓いますか?」 俺「はい、誓います」 神父「リネットさんあなたはこの男性を(略)」 リーネ「誓いません(ニッコリ)」 外野「えーーーーーーー!?」 俺「えっ?リーネ?どうして?」 リーネ「だって、どれだけ待ったと思ってるんですか?」 俺「えっと……1時間位?」 リーネ「そうです。後どうして遅れたんですか?」 俺「その、部屋であたふたしてて……」 リーネ「ダメダメでヘタレな俺さんなんて大嫌いです(ニッコリ)」 俺「えっ!?前はダメダメな俺を見てたら……って」 リーネ「前は前、今は今です」 俺「リーネ、なあ。考え直そう。俺が悪かったからさ」 リーネ「ダメです。ヘタレな俺さんが相手なんていやです(ニッコリ)」 俺「ヘタレなところは直すからさ、ね。」 リーネ「治るんですか?」 俺「な、治るよ!夜のヘタレは治ったじゃないか!」 外野「おーーーー」 リーネ「それはそうですけど、人前でそんな事言われると恥ずかしい///」 俺「だからリーネ考え直そう。今ならまだ間に合いますよね……?」 神父「セーフにしておきます」 リーネ「ならヘタレじゃない所を見せてください。そうしたら考えなおします」 俺「ヘタレじゃない所……ヘタレじゃない所……」 どうする、どうすればいい……考えろ俺。その頭脳をフル回転させろ…! 俺「リーネ……!」 リーネ「!?」 チュー 外野「おーーーーーーーー」 これはまだするには早かったがしかたない……これじゃあ公開プレイだよ…… 俺「……」 リーネ「……」 俺「これでもまだヘタレって言うかい?」 リーネ「俺さんにしては上出来だったので許してあげます」 神父「あー、コホン。続きいきますよ。(略)誓いますか?」 リーネ「はい、仕方ないので誓います」 神父「それでは指輪の交換を」 俺「ほらリーネ。ちょっと奮発してすごくいいの買ってきちゃった」 リーネ「俺さん、ありがとうございます」 神父「誓いのキスは省略でいいやもう。さっきやってたし」 俺「……」 リーネ「……」 チュッチュ 神父「もうどうにでもなれー」 外野「イイソ゛――――!モットヤレーーーー!舌マデイレロー!」 俺「リーネ、これからもよろしくな」 リーネ「はい、こちらこそよろしくお願いします」 外野「オメデトーーー。サーエンカイダー!」 2年後。X社改めミノムシ社ブリタニア支社にて。 俺「もう帰る!定時だから帰る!絶対に帰る!」 バルクホルン「おい、俺!まだ書類が少し残っているぞ!終わらないと帰れないからな!」 俺「いやな予感しかしないんだ。早く帰らないと……」 バルクホルン「またか。大丈夫だから早くこの書類にハンコをだな……」 俺「お姉ちゃん……」 バルクホルン「な、何だ俺?」 俺「お姉ちゃん……お願い。残りやっておいて……」 バルクホルン「お姉ちゃん…お姉ちゃん……し、仕方ないな。今日だけだからな!」 俺「ありがとう、お姉ちゃん!大好き!」 バルクホルン「気を付けて帰るんだぞ……ハッ!またやってしまった……ま、俺が早く帰りたいのは仕方ない、か」 リーネの実家(ミノムシさんは現在マスオさんです) 父「孫娘かわいいよかわいいよクンカクンカ」 リーネパパ「孫娘マジ天使。MMT!MMT!ペロペロペロペロ……」 俺「ただいまー。ってなにやってんだよ!汚いだろ」 変なおじさん2人にペロペロされそうなちびっこを抱え上げる 父「われらの天使ちゃんが汚いわけないだろう……」 俺「違う!俺の天使ちゃんが汚れるだろって言ってるんだよ。このダメ親父共!」 リーネ「あ、あなたお帰りなさい。あなたもお父さん達も喧嘩しないの」 俺「ただいまリーネ。チュッチュチュッチュ。だってほら……このダメ親父達が……」 リーネパパ「よーし、今日はおじいちゃんと一緒に寝ましょうねー」 父「いや、じいじいと一緒に寝るって約束したから私と一緒に寝るんだ」 俺「いや、今日こそは俺とだし……」 ダメ親‘s「お前・俺君はひっこんでいなさい!」 俺「」 父「それにお前が悪いんだぞ?孫が生まれてから1年ちょっと経つのに2人目を作らないから取り合いになるんだ。2人いれば取り合いにならないのに!」 リーネハ゜ハ゜「そうだぞ、俺君。2人目はまだかな?」 父「まさか、リーネちゃんを抱き飽きたとか言うんじゃないだろうな!」 俺「いや、そんな事言う訳ないし!昨日だって励んだし!」 リーネ「もう、あなたったら///」 父「ウソはよくないぞ。俺よ」 リーネパパ「ウソじゃないですよ、昨日も隣からからギシギシ煩い音が聞こえましたから」 リーネ「お父さんも何いってるの!」 俺「そんなことよりも、だ。何で親父がずーーーっと居るんだよ」 会社はどうした会社は 父「ああ、孫娘に会いたいから休んで来てる。何か問題でも?」 俺「会社はどうしてるんだよ。社長がいないとかありえないし……」 父「ああ、お前がスカウトしてきた有能な部下に任せて来た」 俺「そのうちミーナさんの胃に穴があくぞ……」 今頃胃薬でも飲んでるんだろうな……南無 父「しかしあんな有能な人材をどこからスカウトしてきたんだ?」 俺「ああ、ネウロイもいなくなって平和になった世界じゃもう必要ないってことで解散したストライクウィッチーズから」 リーネ「誰をスカウトしたんですか?」 俺「ミーナさんとお姉ちゃんとシャーリーの3人。ミーナさんは本社で親父の秘書。お姉ちゃんはブリタニア支社で今働いてるね。シャーリーも本社でテストパイロットだったかな」 リーネ「そうなんですか、でもネウロイが居なくなって本当によかったです。このこにはあんな世界を体験させなくて済んで」 俺「そうだね、ミーナさん達が頑張ったからね」 リーネ「あなただって、すごく頑張っていましたよ?」 ベネツィア解放後、人類は驚くべきスピードでネウロイの巣を駆逐していった。 俺も裏から色々頑張ったんだよ? 全員分のジェットストライカーを作って送り届けたり、対ネウロイ用の新しい武器を作ったりね そして気づいたらベネツィア解放から1年足らずで全てのネウロイ巣を駆逐し平和な世界に…… 俺も実際に戦ったわけじゃないけど、影の英雄だとか、天才の復活だとか言われたっけ 俺「しかし……たまには天使ちゃんと一緒に寝たいよ……」 リーネ「もう……私だけじゃ不満ですか?」 俺「いや、全然」 リーネ「それじゃあ、今夜もいっぱい愛してくださいね?」 父「おあついねぇ。」 リーネパパ「この調子ならもうすぐ喧嘩をしなくなってもよくなりますね」 俺「あ?何言ってるの。2人目こそは俺と毎晩一緒にねるんだし」 父「何を言ってるんだ。両方我々と一緒にだな」 リーネパパ「俺君は3人目で我慢しなさい」 俺「いや、それはおかしいし!それにその子だって俺の娘であって・・・」 父「はいはい」 リーねパパ「俺君、諦めなさい」 俺「」 リーネ「あなた。私もがんばるから、ね?」 俺「うう・・・リーネ」 リーネ「だから今夜はとびきり頑張ってくださいね?」 俺「ああ…なんどでも頑張るよ」 父「しかし俺よ。ちゃんと家族計画は立てないとだめだぞ?」 リーネパパ「私が言える立場ではないが、子作りは計画的にな」 俺「急かしてるのはあんたらだろうが!」 とりあえず俺は幸せな生活を送っていたりする 会社だって軍需産業から別の産業にシフトしてからも安定成長している 私生活面では一部不満はあるけれど・・・ 俺「リーネ、後2人は頑張ってくれる?」 リーネ「あなたが望むなら何人でもいいですよ?」 俺「リーネ・・・ありがとう」 訂正。私生活面でも幸せだった。こんないい子と結婚していたのだから 俺「けど・・・」 父「ニヤニヤ」 リーネパパ「ニヤニヤ」 この2人はいつかどうにかしてやる・・・ リーネ「あなたは幸せですか?」 俺「ああ、勿論幸せだよ。リーネはどうなんだよ」 リーネ「私も幸せですよ」 俺「それはよっかった」 リーネ「でも、一つだけ・・・」 俺「なんだい?」 リーネ「時々ヘタレるのは辞めてくださいね?」 俺「えっ?最近ヘタレてないけど・・・」 リーネ「昨日だって……」 Oh……1回だけじゃ不満でしたか……仕事疲れで仕方なかったんだ… 俺「あ、いや、すみません。ヘタレでごめんなさい。だからその紙は仕舞おうな?」 リーネ「仕方ないですね。なら、今夜はヘタレじゃないあなたをたまにはみたいな・・・」 俺「仕方ないな・・・明日は休みだから今夜は寝かせないからな!ドーピングするからな!」 リーネ「///」 父「この調子だと10ヶ月後位には取り合いしなくて良くなりそうですな」 リーネパパ「ええ、楽しみですね」 翌朝ツヤツヤしたリーネとげっそりした俺とニヤニヤした馬鹿親2人が居たとか居なかったとか